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アジア最大のLCC!エアアジアX 予約・空席・時刻表・路線
設立年/就航年 | 2006/2010年 |
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日本就航路線 |
羽田~クアラルンプール 成田~バンコク 関空~クアラルンプール 関空~ホノルル
新千歳~クアラルンプール |
運賃例 |
羽田~クアラルンプール片道/16900円 成田~バンコク片道/25000円 関空~クアラルンプール片道/17000円 |
航空機/座席数 | エアバスA330-300/エコノミー365席・プレミアム12席 |
設定クラス | エコノミー、プレミアム |
機内サービス (食事・飲み物) |
エコノミークラスは有料。プレミアムクラスは機内食とミネラルウォーター1本が無料。 |
海外旅行好きなら誰しも知っている!と言っても良いくらいのアジアを代表するLCCがエアアジアXです。
アジア最大級で、日本にもエアアジア・ジャパンが2012年8月より就航することから、エアアジアの名前は良く知れた存在ですが、世界でも知名度の高い存在です。
エアアジアのグループラインで、中・長距離路線担当がこのエアアジアXです。
クアラルンプール国際空港のLCCターミナルから、幅広くネットワーク展開をしていて、ロンドン・パリ・メルボルン・クライストチャーチ、インドや東アジアはソウルや台北など本当にたくさんの路線があります。
日本では週6便(2012年6月より毎日運行)、羽田~クアラルンプールの深夜便があり、23時半に出発して8時間後の朝6時半にクアラルンプールに到着します。
またこれに続いて週4便関西~クアラルンプール線が就航しましたが、こちらは深夜便が水曜のみになっており、それ以外は夕方16時55分発になっているのでつくのが22時40分になります。そのため、深夜便を上手に活用をすれば、朝からめいっぱい遊ぶこともできるし、乗継プランも考えやすくなります。
エアアジアXの魅力は、A330-300で、エコノミークラス365席・プレミアム12席あるため、優雅に旅を楽しみたいと言う人はプレミアムをオススメします。
プレミアムは斜めのフラットベッドになるライフラットシートで、座席配列は2・2・2になっていて通常のビジネスクラスのシェルフラットシートと同じなのですが、残念ながら個人用のモニターはありません。
エアアジアはどうやって利益を出している?
LCCと言えばコストを削減するために、メイン空港ではなくサブ空港を使うのが一般的です。これは空港使用料が全然違うからです。しかしエアアジアは空港使用料の高い羽田に就航しています。一体どうやって利益を出しているのでしょうか?
LCCはアジアで爆発的な広がりを見せています。アジア圏におけるもっとも古いLCCはエアアジアです。欧米のLCCビジネスモデルを導入しクアラルンプールを拠点としてスタートしたのです。大手航空会社であるマレーシア航空の独占上だった市場を打ち破り2003年には黒字経営となりました。現在ではエアアジアはアジア圏だけではなく、もっと広い世界に目を向けています。
なぜエアアジアはそんなに利益が出せるのか?それは人件費の安さです。一人当たりの人件費はアメリカのサウスウェスト航空の1/5。日本のスカイマークの1/4と格安です。これはアジアの物価水準が安いという点を大きく利用しています。更に徹底したコスト削減や地上待機時間の短縮化など効率的な運行を行うことで世界一安い航空コストを実現しました。
エアアジアは現在羽田空港に就航しています。着陸料が敢えて高い羽田空港を選らんだ理由は、国内線を充実させるためです。クアラルンプールで2~3時間待機すればアジア各地に乗り継ぐことができ帰りはシンガポールから羽田に行けば、国内線網で日本全国へいけます。こうした利便性の高さから、空港使用料が少し高くても十分利益還元できると踏んだからなのです。
エアアジアXってどんなLCC?
エアアジアXはマレーシアのLCCです。
中・長距離路線に路線を持っています。
アジア路線のLCC王者と言っても過言ではないほど知名度、就航本数の多いLCCです。
エアアジアXの基本情報
- 正式名称: エアアジア X
- URL: https://www.airasia.com/jp/ja/home.page
- 本拠地:マレーシア クアラルンプール
- コールセンター:+81 50 6864 8181
- マイレージサービス:なし
- 設立:2006年
- 保有機材数:22機
- 親会社:AirAsia X Sdn Bhd
エアアジアXの歴史
エアアジアXはアジア最大のLCCです。
1993年に別名で立ち上げられたのち、エアアジアに名前が変更になりました。
もともとはLCCではなかったのですが、業績が低迷したことから機内サービスを簡素化して運賃を安くするという画期的な方法を打ち出したのです。
東南アジアではグループ全体で80機以上の航空機を保有し、約100都市を結んでいます。
エアアジアXはこうしたエアアジアグループの一つです。
エアアジアXの特徴
エアアジアグループは運賃を安く抑えながら、優れた機内サービスで高い安全性があると評判です。
Skytrax社による「ワールド・エアライン・アワード」の「ローコスト・エアライン」という世界で最も優れたを決めるLCC部門で2009年から2017年まで9年連続で1位を獲得しています。
エアアジアXの運賃割引制度
通常運賃
- 機内持ち込み手荷物:無料
- 受託手荷物:別料金
- 機内食:別料金
- 枕&掛け布団/ブランケット:別料金
- フライト日時変更:別料金
- 搭乗者名の変更:不可
- 到着地の変更:不可
- フライトのキャンセル/返金:不可
- 1時間のオンタイム保証:不可
- 手荷物遅延:不可
- 優先受託手荷物受取:不可
- 優先チェックイン:不可
- 優先搭乗:不可
- 座席指定:不可
+バリューパック
- 機内持ち込み手荷物:無料
- 受託手荷物:20kgまで無料
- 機内食:食事1回付き
- 枕&掛け布団/ブランケット:別料金
- フライト日時変更:別料金
- 搭乗者名の変更:不可
- 到着地の変更:不可
- フライトのキャンセル/返金:不可
- 1時間のオンタイム保証:無料
- 手荷物遅延:無料
- 優先受託手荷物受取:不可
- 優先チェックイン:不可
- 優先搭乗:不可
- 座席指定:無料
プレミアムフレックス
- 機内持ち込み手荷物:無料
- 受託手荷物:20kgまで無料
- 機内食:無料
- 枕&掛け布団/ブランケット:別料金
- フライト日時変更:2回まで無料
- 搭乗者名の変更:不可
- 到着地の変更:不可
- フライトのキャンセル/返金:不可
- 1時間のオンタイム保証:無料
- 手荷物遅延:無料
- 優先受託手荷物受取:無料
- 優先チェックイン:無料
- 優先搭乗:無料
- 座席指定:無料
プレミアムフラットベッド
- 機内持ち込み手荷物:無料
- 受託手荷物:40kgまで無料
- 機内食:無料
- 枕&掛け布団/ブランケット:無料レンタル
- フライト日時変更:無料
- 搭乗者名の変更:不可
- 到着地の変更:不可
- フライトのキャンセル/返金:不可
- 1時間のオンタイム保証:無料
- 手荷物遅延:無料
- 優先受託手荷物受取:無料
- 優先チェックイン:無料
- 優先搭乗:無料
- 座席指定:無料
エアアジアXの手荷物制限規定
機内持ち込み手荷物
エアアジアXでは手荷物として持ち込める荷物は以下の通りです。
- 各辺の長さが56㎝(高さ) x 36㎝(長さ) x 23㎝(奥行)に収まるキャビンバッグ(小型のスーツケースなど)1個
- 各辺の長さが40㎝(高さ) x 30㎝(長さ) x 10㎝(奥行)に収まる身の回りの品(PCバッグ、ハンドバッグ、トートバッグなど)1個
合計2点までです。
また手荷物の合計重量は7kgまでとなっています。
注意が必要な点は、身の回りの品のサイズにも規定があることです。
ピーチやジェットスターなどのLCCでは身の回りの品のサイズに特に規定はありません。
重量規定以内であればキャリーバッグ+リュックでも特に問題はありません。
しかしエアアジアXの場合は身の回りの品にも規定があるので注意しなければいけません。
受託手荷物に預けたくないからと言って身の回りの品のサイズを大きくすることはできません。
また空港で購入したお土産を持ち込みたい場合にも注意が必要です。
キャビンバッグの中に収納できる分は問題ありませんが、キャビンバッグ、身の回りの品に加えてお土産の紙袋を持ち込むことはできません。
受託手荷物
機内に持ち込むことのできない手荷物は受託手荷物として預けます。
通常運賃の場合には受託手荷物に別途料金が必要ですがバリューパックとプレミアムフレックスの場合は20kgまで無料です。
更にプレミアムフラットベッドプランなら40kgまで無料です。
20kgというと1週間程度の滞在にも対応可能です。
エアアジアXの各種手数料・有料サービス等
エアアジアXは路線によって支払手数料や受託手荷物の費用が変わります。
他の多くのLCCでは手数料が一律となっていますが、エアアジアXだけではなくエアアジアグループ全体で路線に応じて手数料が変わります。
料金については予約前に事前に自分で手数料を検索しなくてはいけません。
路線によっては安い!と思って飛びついた路線が高額になってしまうケースもあるからです。
また基本的にエアアジアXの手数料は高めに設定されています。
最低料金で予約した場合には追加オプションを一切付帯させないか、最初からバリューパックなどで予約するのがお得でしょう。
手数料の検索方法
手数料の検索は以下のページで検索できます。
https://www.airasia.com/jp/ja/our-fares/fees-and-charges.page
出発地と目的地を入力して手数料を調べましょう。
手数料の一例 羽田からクアラルンプール行き
受託手荷物 チケット同時予約
- 20kgまで 4,400円
- 25kgまで 5,500円
- 30kgまで 6,600円
- 40kgまで 8,800円
受託手荷物 予約後の追加
- 20kgまで 5,200円
- 25kgまで 6,300円
- 30kgまで 7,500円
- 40kgまで 10,000円
受託手荷物 空港カウンター
15kgまで 10,000円
座席指定
- 標準座席 1,950~2,000円
- ツインシート 2,100円
- クワイエットゾーン 3,300円
- ホットシート 6,490~7,040円
その他
幼児料金 4,000円
エアアジアXの口コミを調べてみました
乗り心地・内装・座席間隔などについて
エアアジアXの乗り心地
エアアジアXを利用する上で気になるのが乗り心地です。
利用する場合、ほとんどの方がクアラルンプールとの往復です。
当然、搭乗時間が長くなってしまうことから乗り心地が窮屈だと快適に過ごすことができません。
残念ながらエアアジアXの乗り心地は最高!とは言えないようです。
なぜなら座席幅が狭めだからです。
通常の航空機では座席幅が45cm程度が一般的です。
LCCの場合、座席数を確保するためにシートが狭めになっていることが多いのですが前後間隔は狭めにとっていても座席幅は大手航空会社と変わらないことが多いです。
ところがエアアジアXの座席幅は41.9cmと3cmほど狭くなります。
標準体型であれば問題ありませんが、肥満気味の方にはかなり窮屈だと思います。
エアアジアXの内装
エアアジアXの内装はベージュに赤を組み合わせたツートンカラーの座席です。
赤だけだとうるさい印象になってしまいますが、ベージュを多めに使用することでエアアジアXらしく、なおかつ落ち着いた空間となっています。
エアアジアXの座席間隔
エアアジアXのシートピッチは81.3cmです。
JALやANAのシートピッチが78.7cmなので、大手航空会社と比べても足下が広々しています。
エアアジアXは中・長距離のフライトが多いため足元がゆったりしているのは快適です。
背の高い方でも膝が前の座席にぶつかってしまうということはありません。
やはり難点は狭い座席幅ですね。
機内食・サービスの質・CAの雰囲気などについて
エアアジアXの機内食
エアアジアXはマレーシアの航空会社らしくマレーシアの名産が提供されます。
・パク・ナセル特製のナシレマ
マレーシア伝統のココナッツライスにチリ・サンバル(辛いソース)とチキン・ルンダン(ハーブやスパイスで煮込んだ肉料理)が着いています。
・チンおじさんの鶏飯
リースとチキンに特製ソースがついたお弁当です。 中華系マレーシア人に大人気のふわふわ味付けご飯です。
・ブカラ・チキンブリヤニ
鶏のささみ肉をスパイシーなソースで調理し、バサマティ・ライスなどと一緒に詰め合わせてあります。
お味は日本人の口にも合いますね。美味しいと評判です。
このように日本の航空会社では味わえない料理が楽しめます。
エアアジアXのサービスの質
LCCであるエアアジアXのサービスはやはり限られています。
簡素化されたサービスなので大手航空会社のように手厚いサービスは期待できません。
しかしサービスについて特別悪い口コミはありませんでした。
LCCであることを納得した上での搭乗であれば十分許容できる範囲だと判断することができるでしょう。
エアアジアXのCAの雰囲気
エアアジアXはマレーシアのLCCなので、CAさんもマレーシアの方が多いです。
しかし日本の路線には日本人のCAさんももちろん搭乗しています。
機内アナウンスも日本語で行われるので英語が分からない…という方でも安心して過ごすことができます。
丁寧で上品な応対をする大手航空会社と違い、明るくフレンドリーな方が多いようですね。
エアアジアとエクスペディアが提携を結ぶ
アジア最大のLCC、エアアジアが世界最大の旅行会社エクスペディアと提携をしました。エクスペディアはインターネットでホテルや航空券の予約ができる旅行代理店として世界でもっとも利用客が多い企業です。この二つが手を結び、アジア太平洋地域に航空券、ホテル、ホリデーパッケージを販売する合併会社を設立したのです。
これは従来のLCCでは考えられないことです。LCCのビジネスモデルでは、コストを削減するために、旅行会社を通さずに自社のWebサイトから直接利用者に販売するのが一般的だったからです。
では、なぜ提携することになったのか?それはLCCの業界にも大きな変化の波が訪れているからです。一番の変化は、長距離LCCという新モデルの登場です。
LCCは短距離線が主体で地域密着型のため、直接インターネットからの販売で事足りていたのですが、長距離線の搭乗により、今までより広範な販売のチャンネルが求められます。アジアでは知名度の高いエアアジアも、欧州やアメリカでは知名度がありません。今後長距離線に参入するにあたって、エクスペディアのポテンシャルは非常に魅力が大きいのです。
エクスペディア側もアジアで人気の高いエアアジアの航空券のオンライン販売権を独占することで、アジア太平洋地域での自社の競争力が一気に高まるというメリットがあります。
LCCは地域密着型から今後よりグローバルなものへと広がっていくでしょう。合わせてLCCのビジネスモデルもどんどん変化していくと考えられます。
エアアジアのCEOってどんな人?
エアアジアの創業者であり現CEOであるトニー・フェルナンデス氏はインド系マレーシア人でモットーとするのが「チームワーク」です。
トニー・フェルナンデス氏は大手レコード会社ワーナー・ミュージックの東南アジア地域役員でしたロンドンに滞在している際にイージージェットを利用し、価格の安さに感動して子どもの頃からの夢であった航空会社の経営に乗りだすことにしたのです。
さっそくフェルナンデス氏はマレーシアの首相、マハティール氏に会いにいき、航空会社を興したいことを相談しました。これは、マレーシアでは新規航空会社の設立は法律で認められていなかったからです。そこで経営破たんしていた航空会社を買収し立て直す形でエアアジアはスタートしました。購入金額がたったの1リンギット(27円)だったこともあり、大変な話題となりました。
しかし実際には1リンギットで会社が立て直せるわけはなく、トニー・フェルナンデス氏は会社を興すことで4千万リンギット(約10.8億円)もの負債を抱え込んでのスタートでした。
創業当時から大事にしているのが、前述した「チームワーク」と「現場主義」です。通常は経営が軌道に乗ればCEOが現場に立つことはありません。しかしトニー・フェルナンデス氏は現在でもTシャツにエアアジアと書かれたキャップをかぶり毎朝オフィスへと通っています。この服装は会社の中での順列をできるだけ感じさせないようにするためだそうです。あえてカジュアルな服装をすることで、社員が気軽に話しかけられるようチームワークが取れるように工夫しているのです。そして時折客室乗務員として飛行機に乗りこみ荷物の積み下ろしをしています。
エアアジアが羽田空港に就航する狙いとは?
羽田空港の新滑走路と新国際線旅客ターミナルがオープンしたのが2010年のこと。滑走路が3本から4本に増え、年間発着枠が30.3万回から41万回に増え2014年には合計9万回が増え44.7万回となりました。
特に話題となったのがエアアジアXの就航発表です。エアアジアXはアジア最大のLCCであるエアアジアの長距離部門です。羽田~クアラルンプールを片道5000円という破格の値段で発売し、まるで「黒船襲来だ」「バスより安く海外に行ける」と話題になり、購入希望者も殺到しました。初便が飛んだのは12月10日、320人の乗客をの押せてです。
羽田空港はアジア最大のLCCを就航させることで新滑走路の国際線を大々的に宣伝し、この就航は大成功となりました。日本政府もオープンスカイに対して大きな一歩を踏み出したと世界的にアピールすることができたのです。
現在羽田空港に就航している国際線LCCはエアアジアX、香港エクスプレス、ピーチとなっています。滑走路が増え、発着数も増えましたが簡単にLCCは就航できません。これは羽田が完全なオープンスカイの対象とはなっていないことからです。
対して成田はオープンスカイの対象空港となっているためエアアジアX、香港エクスプレス、スクート、ノックスクート、セブパシフィック、タイガーエア台湾、バニラ・エアー、ジェットスター、ジェットスターアジア、イースター航空、チェジュ航空、エア釜山と多くのLCCが乗り込んできています。