可能な限り仕事はシンプルにすべき

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仕事をしていると誰もが気が付くのですが、殆んどの仕事は
時間が経過すれば徐々に複雑なものになっていきます。
最初はシンプルなことでも、あれこれと条件ややるべきことが追加されていき
複雑さが増していきます。

そして〇〇さんでなければ分からない仕組みになってしまいます。
これを属人化といい、特定の人に依存した仕事に仕方をせざるを得なくなります。

そうなると仕事そのものの心理的ハードルが上がってしまい、組織の中で
スムーズなやり取りができなくなる悪循環に陥ります。
そうならないように、仕事は可能な限りシンプルにすべきなのです。

難しくすればどこまでも難しくできます。
でもそれだと付いてこれない人も出てくるでしょう。
しかし仕組みがシンプルであれば、誰でもその仕組みを理解して効率良く作業できます。

加えてシンプルであればあるほど、素早く対応することができるので
組織としての効率化は進み、空いた時間で別の仕事にあてることができます。

これらのことはLCCにおいても実践されており、チェックイン機能など
利用者に直接影響を与える部分で簡素化することで、利用者にとって
使いやすく分かりやすいチェックインが可能となるのです。

チェックイン機に色々な機能を含めてしまうと、利用者はチェックインしたいだけなのに
様々なことをそのマシンで実行しなければならなくなります。
そうするとそこでボトルネックが発生し、待ち時間が発生するなど利用者にとって
デメリットになります。そしてそれはサービスを提供する側にもフォローするという点で
負担になってしまうのです。

仕事の仕組みをシンプルにすれば以下の効果が得られます。

・仕事のハードルが下がる
・時間を短縮できる
・コスト削減ができる
・改善が簡単にできる
・負担を最小限にできる

そしてこれらは組織が大きくなればなるほど、その効果を発揮します。
そこから新しいイノベーションが生まれるのです。

シンプルだからアレコレやらないとダメだと考えて、機能を集約してしまうと
集約することで複雑化してしまい、結局自分の手足を縛ることになります。

過度は集約は避けるべきでしょう。
複雑化してしまうと、目的と手段が入れ替わってしまい本末転倒にもなりかねません。
AをするためにBをするのに、Bが複雑になるとBをすることが目的になり
手段が失われてしまうのです。

必死になって複雑なBの仕事をこなすのは、一体何のためでしょうか。
結局シンプルなAを複数回こなすほうがシンプルだし、時間的な余裕も出てくるわけですね。

あとは何か問題が起こると、それを予防するためにアレもコレもと作業を増やすパターンです。
これも結局、その増やしたパターンを処理するのに膨大な時間が掛かってしまい
そもそも何のためにやってたんだろうという疑問にぶつかってしまいます。

何事もシンプルが一番です。