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中国の激安運賃のLCCと言えば春秋航空
設立年/就航年 | 2004/2010年※2012年に春秋航空日本を設立 |
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日本就航路線 |
国内線 成田~新千歳
成田~広島 成田~佐賀 国際線 新千歳~上海(浦東) 成田~武漢 成田~重慶 羽田~上海(浦東) 関空~武漢 関空~長春 関空~重慶 関空~福州 関空~淮安 関空~蘭州 関空~青島 関空~上海(浦東) 関空~天津 関空~西安 関空~揚州 関空~鄭州 名古屋(中部)~常州 名古屋(中部)~貴陽 名古屋(中部)~ハルピン 名古屋(中部)~合肥 名古屋(中部)~フフホト 名古屋(中部)~寧波 名古屋(中部)~上海(浦東) 名古屋(中部)~石家莊 名古屋(中部)~銀川 茨城~上海(浦東) 高松~上海(浦東) 佐賀~上海(浦東) |
運賃例 |
茨城~上海片道/4000円 高松~上海片道/3000円 佐賀~上海片道/3000円 |
航空機/座席数 | エアバスA320/180席 |
設定クラス | エコノミー |
機内サービス (食事・飲み物) |
有料 |
中国から日本に乗り入れているLCCといえば春秋航空。実は、上海ベースの春秋航空しか中国からの乗り入れはありません。
2004年に中国で初めて民間資本のエアラインとして誕生したのがこの春秋航空です。春秋というのに聞き覚えがある方もいるかもしれませんが、中国トップクラスの「上海春秋国際旅行社」のグループ会社になっています。2005年から国内線を就航し、国内線だけでも50以上という驚きの路線を持っていたりもします。また国際線では茨城~上海線が就航して、その後、高松・佐賀と路線が増えています。茨城線は週5便、高松・佐賀線は週2便になっています。
ちょっと首都圏じゃないので不便と思う人もいるかもしれませんが、東京駅から茨城空港へ発着に合わせた直通バスがあり、搭乗者なら片道500円で利用することができます。また、この春秋航空ですが…激安価格になる場合があります。2012月の11~12月では茨城~上海の最安値が4000円。高松や佐賀に関しても片道3000円、しかも、韓国系LCCでよくある往復購入ではなく「片道」というのもポイントですよね。
日本路線についてはエアバスA320、座席数は180席でエコノミークラスのみですが、航空券購入時に座席指定(有料)をしますが、3パターンがあります。
・VIPスペシャルシート(最前列で足元が広くなっている)
・ポピュラーシート(客室前方10列、乗り降りが楽)
・ファミリーシート(通常の座席指定)
VIP!?と思うかもしれませんが、有料オプション価格は790円で、家族やパートナーなどと並んで座りたい時のファミリーシートも130円なので高い!と言えるような有料サービスではありません。佐賀発の場合は1時間ほど、上海発でも2時間ちょっとで海外に行けるとなれば、海外旅行初心者にもかなり春秋航空はオススメです。
春秋航空が激安運賃を実現できているのは何故?
2010年、茨城空港に中国のLCC、春秋航空が就航しました。国際線で片道(茨城~上海)が4000円という激安価格を打ち出し強烈なインパクトを与えました。春秋航空の就航とその価格の安さがテレビなど多くのメディアでも取り上げられ初めてLCCを知った人も多かったです。
春秋航空は少しチケットの販売方法が変っています。全体の20%の座席が激安価格での販売になり残りの80%のうち30%が春秋グループの団体客向けに販売されます。そして残りの50%が低価格航空券として販売されます。
激安価格の運賃は、99元(約1287円)、199元(約2587円)など「9」のつく価格に設定されており、これは目玉商品となっています。王正華菫事長はこの激安価格を「低価格というイメージの広告塔」として赤字値段で敢えて販売をしています。
そして50%の低価格航空券はカウントダウン運賃として2ヶ月前から搭乗日に近づくにつれて値段が上がる仕組みです。もし当日チケットを購入しようとすると、大手航空会社と値段が変らない料金になってしまいます。
機内食やマイレージというサービスは提供していません。面白いのが、春秋体操というものです。春秋航空の座席は、コスト削減のためにリクライニングができないようになっています。このため、体の疲れ、コリをほぐすためにCAが「一、二、三、四!(イー・アル・サン・スー!)」と号令をかけます。エコノミー症候群を防止するために行われているもので、乗客全員が座りながら体操する姿は名物になっています。
春秋航空日本ってどんなLCC?
春秋航空日本の基本情報
- 正式名称:春秋航空日本株式会社(Spring Airlines Japan)
- URL: http://oldjp.ch.com/
- 別称:Spring Japan(スプリング ジャパン)
- 本社所在地:千葉県成田市公津の杜4丁目11番地2号 公津の杜駅ビル3階
- 問い合わせ先:0570-666-118(ナビダイヤル)9:00~17:30/年中無休
- マイレージサービス: なし
- 設立: 2012年9月7日
- 保有機材数:6機
- 親会社:春秋航空 等
春秋航空日本の歴史
春秋航空日本は中国のLCCである春秋航空が出資して設立された日本の格安航空会社です。
2014年から東京/成田~広島線、高松線、佐賀線を就航させ、2015年には高松線が撤退しました。
2017年12月から航空機整備の一部をJALエンジニアリングに委託しています。
JAL、ANAなど大手からの出資、業務提携を行っていなかったことから国内線では他社があまり就航していない路線を持っている特徴があります。
機材もレガシーキャリアが使用するボーイング社B727-800を運用し、独自色の強いLCCと言うことができるでしょう。
春秋航空日本の特徴
春秋航空日本は成田空港を拠点としています。
正式名称は春秋航空日本ですが、春秋航空と混同されるためか日本国内では「スプリングジャパン」をブランド名として使われています。
春秋航空を母体とするものの、日本での就航に合わせてサービスは若干異なります。
このため2017年にはオリコンの日本顧客満足度調査LCC部門で価格、快適性、客室乗務員の対応などが高い評価を受け、2年連続で首位を獲得しています。
日本と中国を繋ぐLCCといえば「春秋航空」
上海をベースにしていて、前もって予約をすると激安運賃で利用できると言うメリットがあります。
例えば、茨城・高松発なら片道3000円、佐賀発なら片道3000円。かなり安い!と言えますよね。
更に上海からさらに乗り継ぐと、香港・マカオ・昆明・ウルムチなどにも行くことが出来ます。
しかも…注目したいのは、日本からの路線だけではなく、上海発着の国内線も同じように激安運賃があること!
早めに旅行計画がたてられるのであれば、バーゲンタイプの激安運賃でお得に旅行を楽しむことができます。
機材もエアバスA320で、エコノミークラスのみの180席と通常のLCCと変わらなく、毎日運航している路線も多いので、上手に活用して激安旅行をしてみませんか?
ちなみに、片道3000円の激安運賃で上海まで行ったとして、そこから香港まで毎日3便ある直行便の激安運賃だと往復で6000円と超お得になるので、かなり注目です!
春秋航空日本の就航路線
春秋航空日本の就航路線は以下の通りです。
国内線
2018年6月現在、春秋航空日本の国内路線は2線のみです。
- 東京/成田―広島(1日1往復)
- 東京/成田―佐賀(1日1往復)
以前は高松線、大阪/関西、札幌/新千歳にも路線を持っていましたが、現在は撤退しています。
国際線
国際線はアジア1カ国(中国)に就航しています。
- 東京/成田―重慶(週4便 月、火、木、金)
- 東京/成田―武漢(週3便 水、土、日)
- 東京/成田―天津(週3便 月、水、土)
- 東京/成田―ハルビン(週4便 火、木、金、日)
使用機材
春秋航空日本で使用されている機材はボーイング社による最新の内装設計仕様「スカイインテリア」を採用した機材になります。
座席数は32列、189席です。
- 1列目はコンフォートシート
- 2~3、16~17列目はレッグシート
- 5~15、18~33列目がスタンダードシート
となります。
関西・名古屋からの便
大阪/関西からも春秋航空の就航路線があり、上海や天津、揚州、武漢、重慶などに路線を持っています。
また名古屋からも上海や寧波への路線がありますがこちらは春秋航空の路線となります。
春秋航空日本の路線ではないので注意しましょう。
春秋航空日本の運賃割引制度
春秋航空日本の運賃プラン
春秋航空日本の運賃は3種類に分かれています。
非常にわかりやすい運賃プランです。
スプリングプラスプラン
値段が一番高いプランです。
搭乗予定の72時間まで運賃の「変更」「払戻」が無料です。
受託手荷物も20kgまで無料です。
旅程の変更が予想される時などは、多少割高になりますが、この条件の中では比較的良心的な運賃と言えるでしょう。
運賃はスプリングプラン+1,500円~2,500円程度です。
スプリングプラン
最も標準的な運賃プランで一年中販売されています。
変更、払戻は可能ですが有料となります。
また出発24時間以内は変更、払戻共に不可です。
受託手荷物は10kgまで無料で預けることができます。
値段は季節などで変動しますが各路線とも5,000円~発売しており、かなり格安の設定となっています。
ラッキースプリングプラン
インターネット限定で発売されるキャンペーン運賃です。
設定日のみ表示されます。
運賃はかなりオトクな反面、変更と払戻が不可で受託手荷物は有料となります。
毎月7~9日に開催される737セールでは春秋航空の使用しているボーイング737にちなんで最安737円でチケットが販売されることがあります。
春秋航空日本は知名度が低めなのでセール運賃が取りやすいです。
セール運賃で利用したい方はこまめにチェックしてみてください。
運賃割引制度の注意
上記の運賃は「春秋航空日本」のプランです。
中国のLCC「春秋航空」でも同じ名前のプランがありますが、各種適用条件などは異なりますので注意してください。
春秋航空日本の手荷物制限規定
春秋航空日本の手荷物制限規定は以下の通りです。
基本的に春秋航空日本の受託手荷物は非常に高額です。
受託手荷物がある場合には手荷物料金込のスプリングもしくはスプリングプラスのプランを選ぶようにしましょう。
日本国内線
機内持込荷物
- 3辺の合計が115cm以内(幅56cm×高さ36cm×奥行23cm以内)
- 一人1個まで
- 5kgまで
この他に、お財布や携帯などの身の回りの品を入れたハンドバッグなどの手荷物を1つ持ち込むことができます。
ただし重量は総計5kgまでになるので注意してください。
受託手荷物
- 一人3個まで
- 合計60kgまで(ただし手荷物1個あたりの重量は30kgを超えないこと)
- 事前購入期限は出発時刻の12時間前まで/1回のみ
- 5kgまで750円~30kgまで4,500円
当日空港カウンターの受付の場合には5kg1,500円~30kgまで9,000円です。
成田発国際線
機内持込荷物
- 3辺の合計が115cm以内(幅56cm×高さ36cm×奥行23cm以内)
- 一人1個まで
- 5kgまで
この他に、お財布や携帯などの身の回りの品を入れたハンドバッグなどの手荷物を1つ持ち込むことができます。
ただし重量は総計5kgまでになるので注意してください。
受託手荷物
- 合計60kgまで(ただし手荷物1個あたりの重量は30kgを超えないこと)
- 5kgまで2,500円~30kgまで10,000円
当日空港カウンターの受付の場合には5kg5,000円~30kgまで20,000円です。
春秋航空日本の各種手数料・有料サービス等
座席指定料金
春秋航空日本では座席指定料金がかかります。
座席指定を行わなかった場合、複数人のチケットを予約してもバラバラの座席となることがあります。
隣り合って座りたい場合には必ず事前に座席指定を行いましょう。
また足元が広い座席に座りたい場合には追加料金が発生します。
コンフォートソング
インターネット予約1,000円/空港カウンター1,200円
最前列の足元が最も広く、乗り降りしやすい座席です。
レッグシート
インターネット予約800円/空港カウンター1,000円
比較的足元がゆったりした前方の座席と非常口列の座席です。
非常口列の座席には避難誘導義務があるため傷害のある方、未成年者は座ることができません。
スタンダードシート
インターネット予約400円/空港カウンター600円
上記以外の座席は全てスタンダードシートです。
ファミリーやグループで利用しやすくなりますが、15列目はリクライニングできないので注意しましょう。
変更手数料・払戻手数料
予約の変更、払戻には以下の通りの手数料がかかります。
詳細は公式ページでご確認ください。
- スプリングプラス 変更5~50%/払戻10~50%
- スプリング 変更15~50%/払戻30%
- ラッキースプリング 変更・払戻不可
その他手数料
新規予約手数料
インターネット無料/コールセンター・空港カウンター1,000円
情報変更手数料
空港カウンター2,000円
支払手数料
一律550円
国内線旅客サービス施設利用料
大人380円/小人190円
春秋航空日本の口コミを調べてみました
乗り心地・内装・座席間隔などについて
春秋航空日本の乗り心地
春秋航空日本は知名度の低いLCCです。
2014年に就航したばかりということや、あまりCMなども打たれていません。
中国のLCCと思っている方も多いようです。
このため、搭乗率は70%~程度のことが多く、割とゆったり乗れると口コミ情報がありました。
仕様機材はレガシーキャリアと同じボーイング737を使っています。
このため座席のシートも座り心地がよく、乗り心地に関する口コミはかなり高評価となっています。
春秋航空日本の内装
春秋航空日本の内装について特に口コミ情報はありませんでした。
白い機体に黄緑、緑をアクセントにした機体で機内のシートはグレーとなっています。
ボーイングスカイインテリアを採用しているため色々なカラーの照明を出すことができます。
写真で見る限りキレイで明るい印象の内装といえるでしょう。
新しい機体が多いのでシートがへたれていることもありません。
春秋航空日本の座席間隔
春秋航空日本で仕様されている機材はボーイング737です。
レガシーキャリアの場合は30列ですが、春秋航空日本では32列になっています。
つまり全体で2列分ずつ狭くなっているという計算です。
口コミ情報を見た限りでは狭い、という話はなく、通常のLCCと変わらない広さとなっているようです。
座席間隔が気になる、足元広い座席に座りたいという場合には追加料金を払って1列目のコンフォートシートを予約すると良いでしょう。
機内食・サービスの質・CAの雰囲気などについて
春秋航空日本の機内食
春秋航空日本の国内線では機内食の提供はありませんが、国際線では機内食があります。
- お魚と野菜の丼セット
- 四川風 ピリ辛チキン
- 洋風お子様セット
など800円程度のメニューが提供されるようです。
メニューは出発地、偶数月、奇数月で変わります。
機内食が食べたい場合には、出発の4~36時間前までに予約購入が必要です。
軽食が食べたい場合には日清のカップラーメンが販売されています。
ソフトドリンク、ホットドリンク、スナックなども販売されています。
春秋航空日本のサービスの質
春秋航空日本では無料のサービスは基本的にありません。
コーヒーなども有料で購入になります。
映画の上映もありません。
しかし全体のサービスの質は悪くないようです。
オプションサービスについては有料なのはLCCでは当然ですし、オリコンの顧客満足度で2年連続1位というのも納得ですね。
春秋航空日本のCAの雰囲気
春秋航空日本は春秋航空の子会社ではありますが日本のLCCなので、基本的に機内アナウンスも日本語と英語になります。
機内にも中国語はほとんどありませんし、スタッフも日本人ばかりです。
明るい黄緑色の制服が爽やかで、堅苦しいというよりも明るくフレンドリーな接客をされるCAさんが多いようです。
中国水準というよりは、日本水準の接客を期待して大丈夫です。