今回は空港と飛行機にまつわる疑問についてまとめて見ました。
■ハブ空港ってどういう意味?
ハブ空港は「乗り換えの中心的役割を担う空港」という意味です。
例えば4つの空港があった際、それぞれの空港を行き来する路線を確保する場合6路線が必要となります。
1日に12便運行できる能力のあるエアラインの場合、6路線では1路線あたり2便。
つまり1日に1往復しかできないということになります。
しかし中心となるハブ空港を経由すれば、3つの路線に1日4便割当られます。
1日2往復できることになり、午前便と午後便が運航できて利用者の利便性が高まります。
何となく「大都市にある空港のこと」と思っている方が多いのですが
ハブ空港の条件は大都市にあること、ではないのです。
もちろん、大都市に作られることが多いという側面はありますが
あくまで乗り換えの中心を担うことが条件となります。
■滑走路に書かれている数字ってどういう意味があるの?
旅客機がターミナルを離れて誘導路を進んでいく時
滑走路に白い文字で2桁の数字とアルファベットが書かれています。
例えば羽田空港なら「16L」「16R」「34L」「34R」という感じです。
勿論この数字にも意味があります。
この数字は滑走路がどの方向を向いているかを示しています。
真北なら360、真南なら180という風に表したものの上二桁を描いているのです。
添えられたLRは滑走路が左側か右側かを表しています。
飛行機の離発着には風向きが非常に重要です。
このためどの今どの方向を向いているかが重要となるのです。
ちなみに北海道など北国の空港では、白い文字は雪に紛れてしまうことがあるため
オレンジ色でこの文字が記されています。
■免税店はどうして「無税」なの?
国際空港の国際線出発エリアには免税店があります。
免税店でのお買い物には税金がかかりません。
なぜ「無税」でお買い物ができるのでしょうか?
答えは、国際線出発エリアが「みなし外国」だからです。
税金は日本のために使われるお金です。
例えば酒税やたばこ税、消費税などは日本に支払われます。
すでに出国審査を終えて目的地の空港で入国手続きをするまでの間は
税法上、どこの国にも属していないことになります。
つまり税金の収めどころがないということです。
ただし免税店で購入したものを日本国内の自宅に配送する場合
外国で買った高額商品を日本に持ち込むという形になるため
税金が掛かってしまうので要注意です。
■飛行機に個室があるって本当?
大手航空会社の国際線にはファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスがあります。
ファーストクラスともなれば大きく広々とした座席に、豪華な機内食で
最高のおもてなしをうけれる座席です。
しかし、実はそんなファーストクラスの更に上を行く「スイート」があります。
この「スイート」があるのはシンガポール航空のエアバスA380型機です。
完全個室仕様の部屋には手織りのカーペット、レザーシート、豪華な食事
23インチの大型モニターとまるでホテルに滞在しているような時間が味わえます。
2部屋の間にあるパーティションを取り除けば隣の部屋と繋がるので
ダブルベットとしてレザーシートを使うことも可能です。
この路線は成田ーシンガポール間を運航しており往復で100万円となっています。
シンガポールを訪れる機会があったら、一度搭乗してみたいものですね。