空を見上げると目に入る飛行機雲や、旅客機の機内設備。
普段は何気なく見ているものでも、「なぜ?」「どうなっているの?」と考えると
不思議なことがいくつもあります。
今回は、飛行機にまつわる身近な疑問を4つ紹介します。
■飛行機雲は、飛行機からどう見える?
飛行機雲は、ジェットエンジンの排気に含まれる水蒸気が
高空の冷たい空気によって急速に冷やされ、氷の粒となってできるものです。
では、飛行中の機内から後ろを見れば、飛行機雲が見えるのでしょうか。
実は、そう簡単には見えません。排気が雲になるまでにはわずかな時間が必要ですが
旅客機は非常に速い速度で飛んでいるためです。
後方を振り返った時点では、まだ排気が雲になっていないことがあります。
なお、エンジンの数によって飛行機雲の筋が分かれることもあります。
たとえば双発機なら、基本的には2本の筋ができます。
■急病人が出たら、医師はどのくらい名乗り出る?
機内で急病人が発生すると、まず客室乗務員が対応し
必要に応じて「ドクターコール」と呼ばれる医療従事者への呼びかけが行われます。
日本では、こうした呼びかけに対して医師が名乗り出るケースは珍しくなく
約7割に達するという説明もあります。
また、医師を対象としたアンケートでは、約4割が「名乗り出る」と回答しました。
一方で、状況を見て判断するとした人も半数近くおり
必ずしも全員が即座に申し出るわけではありません。
■なぜ機内には時計がないの?
旅客機には、意外にも時計が設置されていないことがあります。
以前は、多くの人が腕時計を身につけていたため
機内に時計を置く必要性があまりありませんでした。
また、かつてのアナログ時計には
航空機の離着陸時の衝撃によって誤差が生じる可能性もありました。
現在ではスマートフォンを時計代わりにする人も多いため
機内時計があれば便利そうです。
しかし航空機に新しい機器を設置するには
安全性や電波・磁気などについてさまざまな確認が必要です。
そのため、単純に時計を取り付ければ済むという話ではありません。
■旅客機は1回のフライトでどれくらい水を使う?
旅客機には、トイレや機内の調理設備などに使用するための水が積まれています。
その量は国内線で約400リットル、国際線では約1200リットルにもなるとされます。
とはいえ、乗客300人の国際線なら、一人あたり約4リットルです。
さらに旅客機のトイレは、機内外の気圧差を利用して
汚物を吸い込む方式になっており
1回あたりに使用する水は約0.2リットルに抑えられています。
一見すると大量の水を積んでいるようですが
こうした節水の仕組みによって
フライト中に水が足りなくならないよう工夫されているのです。










