飛行機の時速はどうやって計測しているの?

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車で走行している時、メーターに時速が表示されます。
そのメーターを見ると「今、時速40kmで走っている」とか「時速100kmで走行中」ということが分かります。
このメーターはタイヤの回転数で速度を測っています。

車以外でもバイク、電車など地上の乗り物はすべて「車輪」の回転数で速度を割り出しています。
しかし、飛行機は滑走路を移動する時に車輪を使うものの
上空を飛んでいる時には車輪が格納されています。
では、どうやって速度を計測しているのでしょうか?

■速度を計測するのに欠かせない「ピトー管」
飛行機の速度を計測するのに欠かせないのがピトー管と呼ばれる装置です。
ピトー管があるのは、旅客機の機首部分側面です。
あまり目立たないのでイラストにする時には省略されがちな部分ですが
よく見ると出っ張った棒状の装置があることに気が付きます。
これがピトー管です。

ピトー管は、飛行機の進行方向正面からくる空気の圧力(動圧)と、
飛行機の横を通り過ぎる空気の圧力(静圧)を測定しています。
この差を計算することで速度が割り出せるのです。

自転車を漕ぐと、スピードを上げるほど顔や体に当たる風は強くなります。
飛行機の速度を割り出すのはコレと同じ方法です。

とはいえ、風向きや風の強さなど自然のものが影響を与えるため
そのままでは計算することができません。
そこで実際の計測にはコンピューターによる誤差の補正が必要です。

■正確に速度を割り出せるから到着時間がわかる
飛行機に載っている時に、途中で機長から「到着時間にお知らせ」のアナウンスが入ることがあります。
搭乗前にもおおよその到着時間も表記されていますが
実際には気流の乱れなど様々な事情で予定時刻とはズレが生じることがあります。
機内で入るアナウンスが実際の到着時間を正確にお知らせできるのは
先の通りにピトー管が速度を割り出し、現地までの到着時間を計算しているからなのです。