仕事をしていれば誰でも失敗を経験します。
小さな失敗もあれば、人生を変えてしまうような大きな失敗もありますが、
日本社会というのは失敗に対するマイナスイメージを強く持ちすぎです。
失敗すること=仕事ができない無能 とまでは言いませんが、
兎に角失敗するのはダメなことだと烙印を押そうとします。
でも本当に失敗はしてはいけないのでしょうか。
失敗するということは、仕事をしていることの裏返しでもあります。
失敗すれば誰かが責任を取ることになりますが、むしろ失敗することで
そこから前に進むことの意味を理解できると考えます。
失敗を恐れるあまり、仕事に消極的になれば組織にとってマイナスでしかありません。
自分から動かない指示待ち人間などは、まさにその典型と言えるでしょう。
仕事における失敗はラグビーに例えると「タックル」のようなものと言えます。
ラグビーでタックルを受けると、ほぼ間違いなく倒れてしまいますが
倒されることを前提に前に進む努力をするのがラグビーです。
倒されても得点するためにどうすればいいのか。
それを追求してチームでプレイすることで勝利に近づいていきます。
もしラグビーで倒れてはいけない、倒れることを避けるべきという前提があったとすれば、
ラグビーの試合は成り立たないでしょう。
そもそもタックルしてはいけないというルールになりかねません。
失敗を恐れてチャレンジしなければ、組織の成長はあり得ません。
また、失敗避けるような仕事をしていても同じ事です。
見た目上、失敗していないように見えますが、結果が伴わなくなります。
但し、みんながみんな失敗ばかりを繰り返すのも問題です。
大事なのは失敗してもリカバリーできる体制を作っておくことであったり、
失敗しそうと分かったら即座に対策を打てるようにしておくことです。
それが事業からの撤退であったりと、大規模なケースにも適用ができるのです。
仮に失敗してもPDCAをしっかり行うことで、次に進むことができます。
PDCAとは以下になります。
Plan:仮説を立てて計画する
Do:実行する
Check:検証する
Action:計画を改善する
このようにPDCAをサイクルのようにくるくる回すことによって、
失敗しても次のサイクルの糧にすることができます。
ラグビーではタックルで倒されても、そこで終わりではありません。
起き上がって前に進んで行くのがラグビーです。
仕事も同じで、失敗してもそこで立ち止まらず改善して前に進む、
このことが仕事を継続する上で大事になってくるのです。
失敗は成功の母というのは、まさにこと事です。
ですから失敗してそのまま放置するのではなく、どこに問題があったのか
次はどうすれば成功するのかを考えなければなりません。
失敗したわ~ははは!ではダメです。
それは何も考えていないのと同じで、失敗でも何でもありません。