北欧の代表国「フィンランド」は意外と日本から訪れやすい地域です。
羽田空港からヘルシンキまでの直行便が出ているので乗り継ぎなしで訪れることができます。
時間にして9時間かかりますが、西欧諸国に訪れるよりも時間的な距離では近くなります。
フィンランドはオーロラが見られる国としても有名ですが、素晴らしい世界遺産がいくつもあります。
ムーミンやサンタクロースも魅力的ですが、フィンランドを訪れるなら世界遺産も見て回りたいですね。
■海上要塞スオメンリンナ
首都ヘルシンキ市内にあり、ヘルシンキ大聖堂からフェリーで15分という近い場所にあるのが
海上要塞スオメンリンナという世界遺産です。
スオメンリンナは「フィンランドの要塞」という意味で、スシサーリ島を中心とする6つ島からできています。
スウェーデン統治下にロシア海軍に対抗するために建造された軍事要塞で
当時は非常に重要な軍事拠点としてロシアの侵攻を防いでいました。
現在は武装解除され公園として開放されており、フィンランドで最も人気の名所となっています。
散策、ジョギング、ピクニックなど観光客だけではなく現地の人も多く訪れるスポットです。
■ペタヤヴェシの古い教会
まさに北欧に来たぞ!という景観が楽しめるのがペタヤヴェシの古い教会です。
フィンランド中西部の街にある木造建築の世界遺産です。
この教会が作られたのは1700年ころの中世時代のことです。
フィンランドには中世時代に建造された木造建築がいくつも残っていますが
中でも特別保存状態が良いのがこのペタヤヴェシの古い教会です。
この教会がユニークな点は地元の大工たちによって作られたという点です。
地理的にスウェーデンの文化もロシアの文化も入ってこず
フィンダンド独自の文化で作られた建造物としは唯一無二と言って良いでしょう。
ヘルシンキからも比較的訪れやすい場所にありますので、フィンランド観光では忘れずチェックしたいスポットです。
■ラウマ旧市街
フィンランド観光の中でも特にインスタ映え!という写真がたくさん撮影できるのがラウマ旧市街です。
カラフルで繊細な装飾が施された建物が立ち並び、可愛い雑貨屋さんなども沢山ある人気の観光地です。
街自体は17世紀後半に大火災が起こり、ほとんど焼失してしまったのですが
地元の人によって地道に復興され、元のような風景を取り戻した場所でもあります。
北欧らしい町並みで、どこでシャッターを切っても絵になる町並みです。
ラウマはもともと港町です。
この地区の男たちは漁業を主な生業としており、長い航海から街にもとった時に
自分の家がひと目で分かるようにと赤、青、ピンク、緑などそれぞれの家がカラフルに色付けられているそうです。
とっても可愛い町並みにそんな理由があるというのは驚きですね。
少し訪れにくい場所にあるため、日本人観光客もそれほど多くありません。
静かでゆったりとした空気が流れる旧市街を散策するだけでも北欧の文化を満喫できますよ。