昔と違い航空チケットは正規運賃からかなり割引されて販売され、
利用者はそれを購入するのが当たり前になっています。
むしろ正規運賃で購入する人のほうが少なくなっていて、
旅行会社も含め格安航空券であることを売りにしている。
LCCに至っては格安であることが前提なので、
正規運賃はそもそも存在していないと言っても過言ではないです。
大手航空会社でも全国どの便でも1万円という超割や、
誕生日に格安になるバースデー割引なども実施しています。
では、正規運賃を購入するメリットは本当に存在しなのでしょうか。
そのあたりを見ていきましょう。
■正規運賃のメリット
正規運賃は別名「ノーマルチケット」と呼ばれていて、その必然性は
年々低下しているのは事実です。
しかしノーマルチケットには割引航空券にはないメリットがあって、
その点を比較すればノーマルチケットを購入したほうが良いケースもあります。
メリットには以下のようなものがあります。
・チケットの有効期限が1年と長い
・当日購入が可能
・予約便の変更が可能
・他社便へ乗り換えが可能
・払い戻しが可能
・旅程途中の降機が可能
これらのメリットがあるので、利用するルートによっては、ノーマルチケットのほうが
利便性が高いことがあります。
■複数の航空会社を組み込んでルート設定できる
途中降機できるという点を生かすことで、複数の航空会社を組み込み
例えば、東京~香港の航空券を、東京、沖縄、台北、香港という形の
ルートに変更することもできるのです。
逆に割引航空券は有効期限が数日~2カ月程度というところが多く、
かつ途中降機ができず、予約変更も不可、キャンセル料金が発生するなど
ノーマルチケットに比べると制約が多くなっている。
その分だけ安いと考えれば、利用シーンによってはお得となるでしょう。
■チケット購入時には比較検討が大事
このようにノーマルチケットと格安航空券ではメリットデメリットがあります。
大事なのはチケットを購入する際に、ノーマルチケットのほうが良いのか、
単純に安いとされている格安航空券のほうがいいのか比較することです。
日程が決まっていて特に降機することもない、単純な出張や
直行するような旅行の場合は格安航空券のほうがいいでしょう。
逆に余裕を持った旅行などを計画していたり、長期で使えるチケットが
必要な場合などはノーマルチケットのほうが融通が利くと言えます。
チケット購入時には、自分がどちらのチケットにすべきかを比較しましょう。