なかなか旅行に行くのを検討する……というのも難しい状況が続いています。
いつになれば安心して海外旅行の計画が立てられるのか?
いつになれば安心して旅行に旅立つことができるのか?
見通しがなかなか立たないことには、旅行へ前向きになれませんね。
こんなときには、自宅にいながら旅行に行った気分を味わえるような
映画を楽しみませんか?
■オーストラリア
出演:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンなど
監督:バズ・ラーマン
2012年に制作されたアメリカ映画「オーストラリア」は、その名の通り
オーストラリアを舞台とした映画です。
時代は第二次世界大戦前、1年以上帰ってこない夫の元へ
ロンドンからオーストラリアへ乗り込んだ女性が情熱的な恋に落ちるという物語です。
物語も素晴らしいのですが、旅行好きな方にとって見所となるのが
オーストラリアの自然の雄大さです。
画面いっぱいに展開される大自然はまさに大迫力で絶景!
オーストラリアの歴史についても理解できる内容なので
今後、オーストラリアを訪れた時にも、その知識が役立ちますよ。
■台北に舞う雪
出演:チェン・ボーリン、トン・ヤオなど
監督:フォ・ジェンチィ
2010年に制作された中国・台北を舞台にした純愛映画です。
声が出なくなった人気歌手メイと、田舎町で暮らす青年モウとの心温まる
交流を静かに、穏やかに、繊細に描いた作品です。
台湾版ローマの休日、というような身分違いの二人が
人生、価値観といったものを乗り越えて思いを寄せ合って行く姿が素晴らしいです。
その純愛を彩るのが、美しい台湾の町並みです。
舞台である菁桐とその周辺の町並みは見れば訪れたくなること間違いなし。
聖地巡礼として、菁桐を訪れる人も少なくないようです。
■プール
出演:小林聡美、加瀬亮他
監督:大森美香
タイの第二都市チェンマイを舞台にした日本映画です。
チェンマイは「北方のバラ」と呼ばれる都市です。
バンコクほど開けた場所ではないものの、自然と町が調和した美しい田舎町で
チェンマイの女性は色白で美人が多いから「北方のバラ」と呼ばれています。
それぞれの事情を抱えた5人の人間の人間模様を
ゆったりとした時間でほのぼのと描く癒やしの映画です。
映画を見ていると日頃の疲れも癒やされ、穏やかな空気の流れるチェンマイを
きっと訪れたくなってしまうでしょう。
■ブランカとギター弾き
出演:サイデル・ガブテロ、ピーター・ミラリ他
監督:長谷井宏紀
「ブランカとギター弾き」はフィリピンの役者が出演し、首都マニラが舞台の映画ですが
監督は日本人の方という映画です。
ヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の出資を得て
制作された映画で、マニラに暮らす人々の生活が魅力的に描かれています。
物語のメインステージとなるのは、あまり観光で訪れることはない
フィリピンのスラムというだけあって、現地の香りが色濃く感じられます。
市場、露天、教会の数々など、まさにフィリピンらしさが感じられる作品です。
もちろん、物語も心温まる良い作品としてかなりの高評価を得ています。
美しい風景と物語の両方を楽しむことができますよ。