関空のLCCターミナルはシンプルだけど必要なものはあるから便利♪
LCCターミナルはシンプルとは言いますが、あれもこれもないと言うわけではありません。LCC専用ターミナルはただ「シンプル」なだけではなく、豪華で贅沢、不要なものは排除すると考えた方が良いでしょう。
たとえばエスカレーターやエレベーターもなく1階にするというのもそのひとつです。もちろん完全な1階にできないこともありますが、その場合は足が不自由な人や高齢者にとってはエレベーターなどが欲しいと感じることもあります。そこで、バリアフリーでスロープなどをつけるという配慮をすることで、エレベーターやエスカレーターを設置したり、メンテナンスや修理、電気代などたくさんのコストを削減することができるのです。
また、他にもなくしてしまえば良いと言うものばかりではないのです。LCCは機内食などのサービスは有料化しているため、食事は空港でとなれば、飲食店などは逆にあった方が良くなります。
国際線があれば免税店なども必要になる…つまり「必要なもの」はきちんと作られることになります。
需要を考えれば、大手空港会社の場合なら「機内食がサービスで」と言う考えですが、LCCの場合は「機内食がないから」と需要が多いことが考えられるのです。そのため、本当に必要なものだけ…というのがLCC専用ターミナルの特徴と言えるかもしれませんね。
今後関西国際空港のLCC専用ターミナルを他のLCCが利用する可能性は高いですが、ピーチのようにベースにした場合にメリットが得られると言われています。なので、他のLCCが本格的に利用するというのは、まだ少し先の話になるかもしれません。
とはいえ、関空が凄いのは、将来的にLCC専用ターミナルを拡大できるように最初から考えられているところ。
LCC受け入れOKの状態ができるとうことは、将来有望な空港のひとつとも言えます。ますますLCCで便利な海外旅行が出来れば…と期待したいところですね。