LCC空港の歴史はまだ浅い?
LCCはもともとアメリカのサウスウエスト航空を基本としているという話があります。この航空会社は1970年代に誕生し、老舗的LCCと言えるでしょう。
でも、不思議なことにアメリカはLCC発祥の国と呼ばれているのに、LCCターミナルがありません。
郊外の第2空港、セカンダリーエアポートの中にはLCCだけが乗り入れをしている現状はあるのですが、LCCが多いアメリカでは「ターミナル」自体の考え方が違うのです。実はアメリカは空港も多く、元々が豪華なターミナルを作るのではなく、シンプルな設備が基本になっているのです。
その理由として、バスや電車のような気軽な存在だから…ココが日本とは大きく違いますよね。
実は、世界的にもLCCターミナルと言う存在は最近になってからのことで、アジアや欧州をメインにして建設されています。
シンプルで簡素化したターミナルなら良いですが、そうでない場合には、経費が大手航空のようにかかってしまい、コスト削減もできなければ、それだけ運賃も安くすることができなくなってしまうのです。
そうならないために、コスト面を考え大きな空港はLCCターミナルを考え、作っていったのです。
とはいえ、LCCターミナルがあるからと言っても、世界中のLCCすべてがその専用ターミナルを利用すると言うわけではありません。利便性や色々な事を考えれば、通常のターミナルを利用する方が良いこともあるため、利用する時にはどのターミナルを利用するのか前もって確認しておく必要があるのです。