ボーイング787の機体、ウイングチップ、翼端の役割について

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ボーイング787は機体の長さによって2種類が用意されています。
それぞれダッシュエイトとダッシュナインと呼ばれており、
横幅は60.1メートルで同じ長さになっていますが、全長が異なっています。

ダッシュエイトは56.7メートルで横長
ダッシュナインは62.8メートルで縦長

これまでの777などと比べても幅や長さはほぼ同じなので、
コックピットで乗務する上では大きな違和感はないと言われています。

それではボーイング787の機体やウイングチップ、
翼端の役割について詳細に見てみましょう。

■機体の高さ

一見すると777と787は同じ機体の高さに見えますが、
わずかですが787のほうが低く設計されています。
胴体下をチェックする際に、777では歩いて通り抜けできますが、
787になると少しかがまなければ通れない高さになっています。

これにより何が違ってくるかですが、それは貨物の積み下ろしや
整備の効率が高まっているとされています。
わずか数十センチの左ですが、それだけでも大きな差があるということです。

■静粛性

これまでの機種では上空を航行している間は、時機のエンジン音や風切り音が
とても大きくコックピットにいてもその音で他の音は聞こえてきません。

飛行機は同じルートを高さを変えていくつもの機体が行き来していますが、
従来機では前述の音によって他の飛行機音は聞こえてきません。

しかしボーイング787ではエンジン形状や素材の改良によって、
機内の騒音は劇的に改善されておりすれ違う他の飛行機の音が
かすかに聞こえてきます。

まさに異次元レベルの静粛性があると言えるでしょう。

■ウィングチップ

飛行機の主翼には先端部分にウィングチップと言われる部分があり、
その形状はとがった形をしていて翼の全長を大幅に長くしています。

また見た目は鳥の羽の先端にそっくりで、この部分があることによって
主翼の先端部分で発生する空気の渦を少なくしたり、
空気抵抗を減らすことによって飛行効率を高める役割があります。

これらをレイクド・ウィングチップと言いますが、
自然界に存在している鳥の羽の形状となっているわけです。
つまり人間が想像したものは、既に鳥などの生き物が進化の過程で
それらの構造物を獲得しているという証拠であり、驚嘆に値すると言えます。

■翼端の役割

ボーイング787の翼端は滑らかにそり上がった形状になっています。
翼端にはそれぞれの機種によって違いがあり、個性とも言えるほどの差があります。

そもそも翼端の形に大きく関係するのが「翼端渦」と言われるもので、
翼下面の圧力の高い空気と、翼上面の圧力の低い空気の左により発生する
「揚力」を受けることで飛行しているのです、

「翼端渦」とは翼端から円を描くように空気の渦のことで、
この渦は飛行するにあたって抵抗を発生させます。

また後方に向かって空気の渦が残ることになるので、
航空機がその渦にはいってしまうと揺れに繋がってしまいます。
この翼端渦を避ける目的で、離着時の間隔は2分以上あけることが定められています。

この「翼端渦」が飛行機に及ぼす影響を少なく見積もることはできませんので、
それを少しでも軽減させるために効率の良い翼端になるよう改善されているのです。