パイロットの仕事場は主にコックピットです。
操縦席は2席、操縦桿も2本あり計器類やさまざまなスイッチに
囲まれた場所であることは、映画やドラマなどでも再現されており
一般的なイメージになっていることでしょう。
計器類にはメーターのようなものもあれば、ディスプレイにデータが
表示されるようなものもあります。
スイッチ類もオンオフするものから、装置の機能を変更するセレクターや
レバー、入力ボタンなどまで用途に応じて異なっています。
また、飛行機の種類によっても計器類やスイッチの場所や
数が異なってるため、パイロットは飛行機の機首別に
コックピットがどのような構造になっているかを把握しなければなりません。
ではボーイング787のコックピットと、その推進力の高さについて
詳細に見てみましょう。
■ボーイング787のコックピット
ボーイング787は、747、767、777などでは見られなかった
新しい機能や装備が実装されている機体となります。
ボーイング787のコックピットは、計器類の周辺を濃いグレー
そのほかの場所は薄いグレーという形で色の統一がされています。
コンセプトとしては「最新の技術をわかりやすく共有できること」とされており、
いくつかの新しい機能が実装されています。
・MFD(マルチファンクションディスプレイ)
MFDは12×9インチのディスプレイが5つ並んでいます。
従来より大型化されたディスプレイで、それらが複数あり
機長や副操縦士が一番見やすいディスプレイの形として表示させたり、
画面を分割するなどができます。
・ハッド(ヘッドアップディスプレイ)
ハッドと呼ばれるディスプレイが、2つの操縦席の全面に配置されており、
離着陸時の情報が外部を目視しながらでも確認できるようになっています。
これにより計器を確認するのに目線を外すことなく、安全な康応が可能となっています。
・デュアルエレクトロニックフライトバッグ
コックピットの左右2つにディスプレイが装備されており、
そのディスプレイでボーイング787に関するマニュアルが
データでファイルされており、簡単に確認できるようになっています。
・AMM(エアポートムービングマップ)
これは自動車に搭載されているカーナビと同じような機能で、
時機を▲のマークで表示し、出発空港、到着空港の誘導路、スポット、滑走路が
道路を走るかのように表示されるシステムです。
このようにボーイング787では、より安全により快適に、効率的に行われ
進化を遂げていると言えるでしょう。
■ボーイング787の推進力は直通エレベーターのようなもの
ボーイング787はこれまでよりも、機内が広い、加湿機能があって便利、
耳がツーンとなりにくいなど搭乗者のコメントが見られます。
特に耳がツーンとなりにくいのは、機内の気圧を標高1800メートルにいる状態と
同じレベルに保っており、これまでの2400メートルに比べると
体への負担が少なく疲れも軽減される仕組みとなっています。
また、気圧コントロールとしてよくペットボトルやお菓子の袋が
パンパンになるという現象がありましたが、ボーイング787ではそれらは
ほとんど見られないほどしっかりと管理されています。
中でも上昇時には一気に上空まで上がることができる推進力を持っており、
気圧が完全にコントロールされているので専用の直通エレベータを
利用しているような状態と考えていいでしょう。










