今回は飛行機の秘密について、ご紹介します。
■みんなの疑問(1) 飛行機の値段ってどのくらいなの?
みんながイメージするような飛行機、つまり空港と空港を結びたくさんのお客さんを
一度に運ぶ、ジャンボジェットの価格はどのくらいなのでしょうか?
現在、ボーイング社の747-8型機の販売価格は4億1千840万ドルとなっています。
これを日本円にすると、約460億円です。
とんでもない価格ですね!
1万円札を1億円分重ねると約1mになります。
460億円分重ねると約460m。
東京タワーが高さ333mなので、それよりも高いことになります。
460億円あると、Eクラスのベンツが約6100台も購入できます。
東京ドームの建設費用が350億円、福岡ドームの建築費用が480億円
東京スカイツリーの建築費用が650億円なので、飛行機1台がどれくらい高いかよく分かると思います。
ただし、カタログに記載されている販売価格は実際の販売価格とは違います。
まとめて購入するなど、値引き交渉が行われ、もう少し手頃(!?)な価格で取引されるようです。
●豆知識!
実は飛行機は人間を乗せて運ぶ旅客機よりも、貨物を乗せて運ぶ貨物型のほうが高いそうです。
理由は、貨物の重さに耐えられるように飛行機の強度を高くしたり
貨物が飛行機の中で動かないように装置を取り付ける必要があるからです。
■みんなの疑問(2) 飛行機にもスピード違反ってあるの?
道路を走る車やバイクには制限速度があります。
それを超えて走ってしまうと、スピード違反で捕まってしまいますね。
では、空を飛ぶ飛行機にはスピード違反ってあるのでしょうか?
空は道路のように決められたルートがあるわけではないし、自由に飛んで良いような気がします。
しかし、実際には飛行機にもさまざまな決まりや制限が設けられています。
飛行機は高度1万メートルの上空ではマッハ0.8(時速約864km)で飛ぶことができます。
しかし、空港近くでは多くの飛行機が飛び交いますから、自分勝手に飛んでしまうと大事故に繋がります。
そこで空港へ続く進入路や空港から半径9kmの管制圏では10,000フィート以下の場合には
250ノット(時速約463km)以下にスピードを抑えなくてはいけません。
更に飛行機の種類によっては更に細かい決まりがあります。
空の上だからと言って、好きにスピードを出して良いわけではありません。
パイロットは管制官から出る指示にしたがって、そのスピードを守って飛行機を飛ばしています。
●未来のお話
将来、空飛ぶ自動車などが実現したとしても、衝突を避けるために
きっと事故を防ぐために速度や空を飛ぶ高さ、方向など様々な決まりが作られそうですね。
自由に空を飛べるのはお話の中だけになりそうです。