ドイツは世界で4番目に世界遺産が多い国です。
知名度が非常に高いものもあれば、日本ではあまり知られていないものもあります。
歴史的建造物、お城、都市郡などドイツの世界遺産には魅力がいっぱいです。
■ケルン大聖堂
約600年という長い年月をかけて建築されたのがドイツの世界遺産を代表する「ケルン大聖堂」です。
高さ157mの2つのタワーを持つフランス式ゴシック建築の傑作と言える大聖堂です。
ドイツで最も人が訪れる教会としても知られています。
その荘厳な佇まいは遠く離れて見ても迫力抜群。
近くで見ればますますその迫力に驚いてしまうこと間違いなしです。
ゴシック建築としては世界最大級の建物で、大聖堂に飾られた絵やステンドグラスなど
素晴らしい作品をたくさん見て歩くことができます。
■ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群
18~19世紀にかけてプロイセン王国の君主が築いた150棟もの宮殿と広大な公園郡は
どれも非常に素晴らしい建築ばかりで、じっくり時間をかけてめぐりたい世界遺産です。
特に人気が高いのはドイツ・ロココ建築の傑作「サンスーシ宮殿」です。
サンスーシ宮殿は当時王を務めていたフリードリヒ2世の夏の離宮として作られたものです。
夏の間、疲れを癒やすために作られた宮殿というだけあって
荘厳でありながらも優しい雰囲気で作られているのが特徴です。
他にも新古典主義用市区で建築されたシャルロッテンホーフ宮殿や
ポツダム会談が開かれたツェツィーリエンホーフ宮殿、バーベルスベルク宮殿などなど
どれも素晴らしいお城なので圧倒されるでしょう。
■ライン渓谷中流上部
ライン川はヨーロッパ中部を流れ、北海に注ぐ大河です。
古くからライン川は水運に使われていたこともあり、周辺には美しいお城が築かれています。
ライヒェンシュタイン城、シェ-ンブルク城など重要な建築物が密集している地域です。
またライン川はワインの産地として知られ、ぶどう畑などのどかな風景も広がります。
古城ホテルに宿泊したり、ライン川クルーズで風景を楽しんだり
ワイナリーでワインの飲み比べをしたり楽しみ方は色々です。
■バイロイト辺境伯歌劇場
音楽好きな人、オペラ好きな人、豪華絢爛な建築物が見たい方におすすめなのが「バイロイト辺境伯歌劇場」です。
このオペラハウスはブランデンブルク・バイロイト辺境伯フリードリヒの妃が音楽を愛していたことから建築されました。
どれだけ妃のことを愛していたかが伝わってくる絢爛豪華っぷりですね。
楽劇王として知られるリヒャルト・ワーグナーが音楽祭を開催したことでも知られます。
このことから世界中のワグネリアンの憧れの場所でもあるのです。
金をふんだんに使った豪華絢爛なバロック劇場で実際にこの世界遺産で演奏会や演劇を見ることもできます。
こちらのバイロイト辺境伯歌劇場は270年前の音響効果をそのまま体験できます。
クラシックやオペラに興味がある人がドイツ旅行に行くなら絶対に訪れたい世界遺産の一つですね。