LCCの座席というとかなりギリギリの幅に設定されており
窮屈な思いをする、くつろげないもの、というのが一般的です。
特に背の高い男性の場合は足が前の座席にピッタリとくっついてしまい
身動きが非常に取りにくい
料金が安いから仕方ない。
短時間だからまぁ我慢できる。
LCCに関する座席の評価はこんなところでしょう。
ところが最近注目が高まっているのがLCCであるピーチが導入した
プレリクライニングシートです。
この座席は最初から通常の座席に比べて15度リクライニングした形で固定されています。
つまり、最初から座席をリクライニングした状態で座ることができるのです。
レガシーキャリアであれば後ろの座席の間に距離がありますから
一言相手に伝えて座席を倒すのは一般的なことです。
しかしLCCの場合は座席を倒してしまうと、後ろの席が
非常に狭くなってしまうため、リクライニングしたいと思っても我慢するしかありません。
ピーチが採用したプレリクライニングシートは最初からリクライニングしてあるので
座席を改めて倒す必要がありません。
座席に座っている間、ゆったりと寛ぐことができます。
このプレリクライニングシートによって飛行機内の快適度が大幅に上がるようで
かなり注目が高まっているのです。
今後はピーチ・アビエーションだけではなく
その他のLCCでも新機材が導入される際に積極的に採用されていくかもしれませんね。
いずれLCC=窮屈という概念がひっくり返るかもしれません。