ラウンジを利用するためには、ファーストクラスやビジネスクラスの利用するか、航空会社の上級会員になる必要があります。
数千円だせば上級会員になれるところもありますが、多くは飛行機に何度も乗ってマイルを貯めるのが一般的な方法です。
マイルをためてファーストクラスにアップグレードすれば、それで利用することができます。
実際、ファーストクラスを利用している人の半分はアップグレードユーザと言われています。
このようにVIPとまではいかなくても、飛行機を頻繁に利用する人であればラウンジ利用の資格を得るのはそう難しいことではありません。
最近ではファーストクラスを利用するメリットはあまりありません。というのもファーストクラスとビジネスクラスのさが無くなってきたからです。
逆にファーストクラスをさらに豪華にした「レジデンスクラス」という最上位クラスが登場しています。
レジデンスクラスになると、リビングルーム、ベッドルーム、専用のシャワールームを備えている航空会社もあります。
もはや飛行機に乗っているという感覚すら無い状態で利用できるレベルになっているのです。
ちなみにレジデンスクラスの利用料金は、ロンドン-アブダビ間で片道およそ100万円ほどになります。
エコノミークラスでは10万円程度ですから、約10倍以上の料金になります。これが1万円の10倍であれば払ってもいいかなと思えるレベルですが、10万円の10倍となると厳しいのが現実です。
話を戻して、ラウンジを利用するためにはマイルを貯めるのが近道であるといいましたが、マイルは飛行機に乗らなくても貯められます。
その方法は航空会社が発行するクレジットカードを作り、生活費などをクレジットカード払いの引き落としにすれば、その利用に応じてマイルが加算されていきます。
他にもオーバーブッキングを利用してマイルを貯める方法があります。
オーバーブッキングとは、飛行機の座席以上に予約があった場合に座席調整として後続の飛行機に変更するものです。
どうしてオーバーブッキングが発生するかというと、座席の空きを作りたくないという理由と、一定のキャンセルが出ることを見越しているからです。
オーバーブッキングが発生しやすい国内便は、金曜日の遅くに出ている「羽田-伊丹」「羽田-福岡」、日曜日の「羽田-新千歳」と言われています。
もし該当路線を利用する際には積極的にオーバーブッキングに協力してマイルを貯めましょう。
VIP御用達といわれているラウンジですが、その敷居はそれほど高いものではない事が分かったのではないでしょうか。
是非、あなたもラウンジ利用者となって充実したラウンジ施設を堪能して下さい。
一度味わえば、飛行機を利用するのがますます楽しみになること間違いありません。