新型コロナウイルスの影響で、せっかく予約していた海外旅行を
泣く泣く取りやめたという方は少なくありません。
旅行に行く予定で計画していたのに頓挫しているということもあるでしょう。
アメリカ、イタリア、フランス、マレーシア、ギリシャ、インド、エジプト……。
一度は行ってみたいと思っていた海外へ私達が訪れることができるのは
一体いつごろになるのでしょうか?
■世界は少しずつ旅行再開に向けて動いている
新型コロナウイルスの問題は解決したとは言えません。
今尚、感染者は増え続けています。
しかし世界は少しずつ旅行再開に向けて動き出しています。
これ以上経済を止めることはできない、ということでしょう。
例えばイタリアは6月3日から海外の観光客受け入れを再開しています。
イタリアに到着後の隔離が義務付けられていないため
旅行客がイタリアに到着したあとは国内を自由に移動することができます。
また観光が国の一大事業であるギリシャも6月15日から観光客の入国を再開しています。
一部の国には制限をかけているようですが、観光客はPCR検査を受けず
また到着後の隔離も受ける必要がないとしています。
7月1日からはギリシャ国内全ての空港で海外からのフライトを受け入れる方針です。
この他にもポルトガルやトルコなど少しずつではありますが
海外旅行客の受け入れを始める国が増えつつあります。
■旅行したいけど、大丈夫かな?
新型コロナウイルスが断絶できない以上、私達はコロナと一緒に生きる
「Withコロナ」のフェーズに移る必要があります。
いつどこで誰が感染しても不思議ではないだけに
いつ旅行を再開させるかというのは、個人の裁量に任せられているところがあります。
日本はまだ海外便が復活していないということもあり
すぐに旅立つというのが難しい状況ではあります。
もちろん世界との往来が増えれば再び感染が拡大する恐れはあります。
気軽に海外旅行に行くというのは気持ち的にも当面難しいでしょう。
やはり当面の間、気軽に海外を訪れるというのは実現できそうにありませんね。
■新しい旅のエチケットが公開
国内では県境越えの移動が解禁されたことで、少しずつ国内旅行を考える人が増えているでしょう。
同時にコロナウイルスも私達と一緒に移動します。
そこで提言されているのが「新しい旅のエチケット」です。
・楽しくも、車内のおしゃべり控えめに
・マスク着け、私も安心、周りも安心。
・混んでたら、今はやめて、後からゆっくり
・おしゃべりをほどほどにして、味わうグルメ
・おみやげは、あれこれ触らず目で選ぼう
などの旅行に関するエチケットです。
どんなに注意していても、感染してしまうときは感染してしまうでしょう。
しかし少しでも感染のリスクを減らし、周囲へのリスクも減らすことを
旅行の中でも忘れないようにしなければいけません。
■Go To Travelキャンペーン
Go To Travelキャンペーンは新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けている
観光業を支援し、需要を喚起するために行われる予定のキャンペーンです。
旅行会社や旅行予約サイトからキャンペーン期間内に予約をすると
その代金の1/2、一人あたり最大2万円、日帰りは最大1万円が支援されるというものです。
支援学の7割は旅行代金の割引として、また3割は旅行先などで使えるクーポンとして付与されます。
まだ明確な開始時期は決まっていませんが、早ければ夏休みの段階で利用できるかもしれません。
まずは国内旅行から、徐々に回復させていきたいですね。