右翼と左翼の先端ライトは色が違う、その理由は?!

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夜、空を飛んでいる飛行機を見ていると、
色鮮やかなライトをピカピカと点滅させながら飛んでいます。

赤、緑などいろんな色のライトが点滅していますが、
それぞれのライトの色に意味があるのをご存じでしょうか。

しかも右翼と左翼の先端についているライトは、それぞれ色が違うのです。
では、ライトの色についてどのような意味があるのか見てみましょう。

■主翼の先端と最後尾についているライト

両翼の先端部分と胴体の最後尾についているライトは、
「ナビゲーションライト」と呼ばれていて、飛行機の進行方向が
わかるようになっています。

そして両翼のライトは左が赤のライト、右が緑のライトになっていて
これにはちゃんとした理由があります。

まず、飛行機は秒速250メートルもの速さで飛んでおり、
あっという間に何キロも進んでしまうのです。

10秒で2500メートル、2.5キロ進む計算になります。
そう考えるとものすごい速さだとわかりますね。

そんな飛行機は同じ時間帯に何機もの機体が飛び回っていて、
場合によっては飛行機同士が接近することもあります。

その時、パイロットは目視した飛行機が左に進むのか、
右に進むのか、または上下に進んでいるのかを瞬時に見極めなければなりません。

昼間であれば周辺の雲などとの関係で即座に把握できますが、
夜間となるとそれは難しくなります。
そのために、ライトで判断するのです。

■ライトで向かってきている方向を把握する

前方の飛行機が向かって右に赤のライト、左に緑のライトを
点灯させていれば、その飛行機は自分の方向に向かってきていると判断できます。

このようにライトが向かってどこについているかによって、
方向を瞬時に把握できるのです。

基本的に管制塔からの指示により飛行機同士が空中衝突するような、
危険な距離まで接近することはありませんが、パイロットは管制官からの
情報だけでなく自分の目でも確認できるようになっているのです。

■その他のライト

飛行機についているライトは、ナビゲーションライト以外にも
機体の上と下で点滅している衝突防止灯や、ランディングライト「着陸灯」
と呼ばれるライトがあり、飛行機が着陸態勢に入った際や
周辺い航空機が多い空域で点灯します。

これらのライトは昼間に点灯している場合でも、かなり遠くから目視でき
航路を安全に守るための指標のようになっているのです。

■夜間に飛行場を移動するときのライト

これは地上滑走灯と呼ばれ、夜間に飛行場内を移動する際に使われます。
タクシーライトとの呼ばれています。

これ以外にも垂直尾翼のマークを照らすロゴ灯、胴体側面にあり
主翼面を照らす翼照明灯などもあります。

■ライト1つにも安全のための役割がある

このようにただ光っているだけのように見えるライトにも、
それぞれ役割があり安全を守るために意味付けされていることが分かります。

真っ暗な空の中でも飛行機の位置や進路を的確に判断できるよう、
創意工夫がなされているのです。