羽田空港や新千歳空港など大きな空港のアミューズメント施設化が進み
空港全体が商業施設として大きな発展を遂げています。
そんな中で地方空港は独自の方向性で発展しつつあります。
商業施設としてというよりも、ご当地の特徴や名物を取り入れた独自のアイディアで
他の空港とは違ったユニークな特色を追求している空港が増えつつあるのです。
例えば、ゴルフ場が多いことで知られる宮崎県にある宮崎空港は当然利用者もゴルファーが多いです。
ゴルフをするために宮崎県を訪れた人が空港でもゴルフを楽しめるように設置されたのがパターゴルフ場です。
本格的にラウンドに出る前のウォーミングアップ、早く空港に到着しすぎてしまったときの暇つぶし
ラウンド後のクールダウンなどに利用することができます。
『うどん県』とも呼ばれる香川県にある高松空港には、なんと「うどんのだし」が出てくる蛇口があります。
いりこベースの素朴な味の「かけだし」で1日10L限定の早いもの勝ちですが、無料で試飲することができます。
こちらの出汁は県内の業者が作っている本格派です。
更に高松空港には5つの飲食店があるのですが、そのうち3店舗がうどん屋です。
空港という県を代表する玄関口にあるお店だけあって、とても美味しいお店です。
さて、愛媛県と言えば思い浮かぶ名産品は何でしょうか?
誰もが頭にぱっと思い浮かべるのは「みかん」や「柑橘類」ですよね。
このため愛知県にある松山空港では「ポンジュース」が出てくる蛇口があります。
更に県の有名人「正岡子規」にちなみ「俳句ポスト」が設置されています。
備え付けの用紙に、これぞ!というものを書いて投函すると「俳句ポスト365」というサイトや俳句の本に掲載されます。
愛媛を訪れたときには俳句を作ろうと考えながら旅行してみましょう。
福島県にある福島空港はウルトラマンファンの聖地として知られています。
なぜ福岡空港が聖地となっているかというと、円谷英二氏の出身地だからです。
このため空港の中のいたるところにウルトラマンや怪獣のフィギュアやジオラマが展示されています。
およそ20体あるので実査に自分の足で探してみるのがおすすめです。
空港はアニメや映画、ドラマなどの舞台にもよくなっています。
このため大好きな作品に登場する聖地として訪れる方も多いようです。
実写映画の場合、警備上の問題で撮影許可が降りず、よく見ると空港ターミナルではなく
撮影協力している航空会社の格納庫などで撮影されることが多いのですが
「ラブライブ!」や「けいおん!」「恋物語」は空港が登場し、実際の風景がそのまま描かれています。
実写版で本物の空港が搭乗するのは「世界の中心で、愛をさけぶ」という作品です。
これは実際に高松空港のロビーで撮影されており、映画に登場する場面そのままの場所に立つことができます。
「誰か助けて下さい!」と叫ぶ主人公ごっこも人の目を気にしなければできるでしょう。