ワイドボディーの見分け方もシンプルです。
まずワイドボディーの基本ですが機内に通路が二本あるものは全てワイドボディーです。
二席、三席、ニ席。
三席、四席、三席。
というように左右だけではなく中央にも座席がある飛行機は全てワイドボディーと呼ばれる機体になります。
日本でも複数の機体が運用されています。
現在、日本国内航空会社は使用していませんが「ジャンボ」と呼ばれる
2階建ての機体はワイドボディーの代名詞といえるでしょう。
見た目にはエンジンが片翼に2個ずつ配置され、合計4つもあります。
先端部分だけが二階建てになっているものと、全体が二階建てになっているタイプがあります。
日本でよく飛んでいるのが以下のワイドボディーです。
・B777
トリプルセブンと呼ばれる大型旅客機で長距離国際線や羽田―伊丹、羽田―新千歳といった
多くの乗客が利用する路線に使用されています。
座席の配列は三席、四席、三席で一度に350~400人を運ぶことができます。
国内で運用されている機体の中で最も大きいのがB777です。
1脚3輪のタイヤがついており、胴体の後方が少し潰れたように平たくなっているのが特徴です。
・B767
B777より一回り小さい機体です。
座席も二席、三席、ニ席の配置で運べる人数も少なくなります。
B777との見分け方はサイズの他には横から見た際のタイヤの数でも判断できます。
B767のタイヤは1脚2輪となっています。
小さめの機体ですが、乗客数は250~300人程度。
利用者には見知らぬ人に両隣を挟まれる可能性が少ないため人気が高いです。
・B787
ドリームライナーと呼ばれる最新型のワイドボディーです。
乗客数は250~300人程度です。
部品の3割が日本で製造されている機体です。
外見的な特徴としては翼が飢えに向かって曲線を描きながら反っている点でしょう。
またエンジンの後ろのファンの外周部がギザギザ(シェブロンノズル)となっており
ファンから出る空気を拡散させて騒音を抑えています。
これらの機体はとても高額です。
例えばB777は400億円、B787が300億円、B767が200億円です。
こんな高額な飛行機を航空会社は購入しているのか!と驚くかもしれません。
とは言え、こちらはカタログに記載されている価格です。
実際には様々な割引が行われるようですが、実際にいくらで取引されているのかは明らかにされていません。
それでも相当な金額であることは確かでしょう。
資産家やハリウッドセレブが利用するプライベートジェットの値段が5~10億円と言われています。
各ワイドボディー値段を見たあとだとだいぶオトクな感じがしますね。