空港へのアクセス方法としてパッと思いつくのはどんな方法でしょうか?
首都圏や関西圏の空港であれば、もっともポピュラーな方法は鉄道や地下鉄、モノレールでのアクセス方法でしょう。
この他には主要駅から空港へ直接向かえるリムジンバスをよく利用するという方も多いかもしれません。
しかし意外なアクセス方法が便利な空港もあることはあまり知られていません。
例えば、世界で最初に海上に作られた空港である長崎空港は海にあるだけあって船での往来が可能です。
空港と長崎の観光名所である長崎ハウステンボスを結ぶ連絡船が出ています。
旅行者の方はハウステンボスを観光後に直接連絡船で長崎空港に行くことができますし
長崎空港に到着後すぐにハウステンボスに足を運ぶことが可能です。
時間さえ合えばバスでハウステンボスと行き来するよりも楽にアクセスできるでしょう。
同じように海上空港では関西空港と神戸空港があります。
こちらは関西空港と神戸空港を結ぶ船便が毎日合計32便出ています。
神戸空港に到着後に船で関西空港に移動するということができるのです。
神戸から大阪まで車で移動すれば高速道路を使っても1時間半ほどかかります。
フェリーをつかえばこれが30分に短縮できます。
神戸にお住まいの方で関空を利用される場合などには車で関空へ向かうよりも
神戸空港からフェリーで関空へ移動したほうが楽な場合もあるでしょう。
海外で同じように船で行き来できる空港として知られているのは香港空港です。
香港空港からはマカオ行きのフェリーが出ているのですが、実はフェリーの乗り場は
パスポートコントロールの中にあります。
つまり、香港からマカオに行きたい人は香港で入国手続をせずに直接マカオに入国できるシステムです。
2回も入国手続を行うのはとても面倒ですよね。
これを1回で完了させられるのですから、マカオへ行く人は是非利用するべきです。
伊丹空港、福岡空港、小松空港は徒歩でも訪れやすい空港です。
近くの鉄道駅から歩いていける場所にあるので、てくてく散歩がてら歩いて行ってみるのも良いでしょう。
台湾にある台北松山空港は台北市の中心部にあります。
このため近所に住んでいる人がこちらの空港を利用する際には歩いて行くことも多いようです。
一方、羽田空港に比べてアクセスがしにくいと言われがちな成田空港ですが
近年LCCバスと呼ばれる格安バスの利用が急増しています。
こちらは格安だけに席のスペースが狭いのですが、東京まで片道1,000円という値段で行き来できます。
LCCを利用して成田空港に来る方にとって、せっかく飛行機代を安く押さえたのに
バスの移動費用が嵩んでしまっては意味がありません。
安く移動できる手段が用意されているというのは助かりますね。