【各国の世界遺産】スペインの世界遺産

空港別にLCC全路線・時刻表・空席・運賃が検索できます

  LCC 旭川  LCC 新千歳  LCC 仙台

  LCC 成田  LCC 羽田  LCC 茨城

  LCC 名古屋  LCC 関空  LCC 神戸  LCC 高松

  LCC 北九州  LCC 福岡  LCC 熊本

  LCC 鹿児島  LCC 長崎  LCC 那覇  LCC 宮古

  LCC 国内線 一覧

スペインといえば情熱と太陽の国というフレーズを思い浮かべる方が多いでしょう。
また闘牛やサッカー、フラメンコなどもパッと脳裏に浮かぶでしょう。
パエリアなどスペイン料理は日本人の口に合うもの多く人気の観光地の一つです。
そんなスペインは世界遺産がとても沢山あります。
その数なんと45箇所!
知名度の高いものから、日本ではあまり知られていないものまで色々あります。

特に知名度が高いのはアントニオ・カウディによる建築物です。
彼が設計した建物はすべて世界遺産に指定されており非常に有名です。
今回はそうした最も知名度の高いものではなく、もう少しディープなスペインの世界遺産をご紹介します。

エルチェの椰子園

日本であまり知られていないスペインの世界遺産に「エルチェの椰子園」があります。
エルチェは人口約21万人が暮らす都市でバレンシア州にあります。
紀元前5世紀、カルタゴ人がこの地にナツメヤシを植えましたのが始まりとされています。

紀元前から約2500年もの間、変わらずナツメヤシが栽培され続けているのですが
特に大きな影響を与えたとされるのが7世紀頃のアラブの支配下だった時代です。
7世紀から始まったアラブの支配では土地の緑地化と装飾を目的として
椰子園は大きな発展を遂げます。
スペインにおけるイスラム支配とアラブ式農法が現在も見て取れる場所で
カルタゴ文化、イスラム文化、ギリシャ文化、フェミニア文化、カトリック文化と
様々な文化が見事に融合しています。

現在20万本のナツメヤシが群生しているエルチェ椰子園ですが
中には樹齢300年を超えるナツメヤシも数多くあります。

ヘラクレスの塔

ギリシャ神話の英雄の名を冠する灯台「ヘラクレスの塔」が建設されたのは
1世紀末頃と言われています。
古代ローマ人によってスペイン北西部ガリシア地方の大西洋岸に建設された塔は
当初「ブリガンティウムの塔」と呼ばれたそうです。
現存する世界最古の灯台で、18世紀に改築されているものの現在でも
灯台として使用されているというから驚きです。
この塔の光は32海里離れた海上からでも目視できるそうです。

この塔が「ヘラクレス」の名を冠するのには諸説ありますが
神話によればヘラクレスが怪物ゲーリュオーンとの戦いに勝利した場所という説が有力です。
灯台のてっぺんまでは242段の階段を登らなくてはいけないので少し大変ですが
登った先から眺める沿岸部の眺望は登るだけの価値があります。

歴史的城塞都市クエンカ

歴史的城塞都市クエンカには様々な建築物があります。
スペインゴシック様式のクエンカ大聖堂、サンペドロ聖堂など素晴らしい建築物の数々があり
そのどれもが素晴らしいのですが、特におすすめなのが「宙吊りの家」です。
ちょっと物騒な名称にも感じられるこの家々は断崖にへばりつくように建てられた建物です。
断崖絶壁ギリギリに建築され、バルコニーは完全に崖からせりだしてしまっています。
少し離れた場所から見るとこの光景がまるで家が宙に浮いているようにも見えることから
「魔法にかけられた町」「空中都市」「不安定な家」と呼ばれることもあります。
この建物は現在スペイン象徴美術館やレストランとして利用することができます。