金銭で対価を支払うことだけが支払い方法ではないと考える

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ビジネスに関わらず、取引とは相手からサービスや材料を受け取る代わりに対価を支払うことで成り立ちます。

パン受け取るために、100円払う。
マッサージをしてもらうために、3,000円払う。
靴を受け取るために5,000円払う。
英会話を習うために10,000円払う。
車をレンタルするために30,000円払う。

すべて対価の支払いはお金というのがビジネスの基本です。
しかし、その対価は必ずしもお金ではなくても良いという発想の逆転で、新たな独自性あるアイディアが生まれるかもしれません。

例えば、ピーチが人気音楽グループ「ケツメイシ」さんにアルバム曲を作ってもらったときの話です。
制作された楽曲は「ピーチの軌跡と未来」をテーマにした「テイクオフ」という曲で
夢を叶えるためのメッセージが込められたとても素敵な楽曲です。
そしてそんな楽曲制作をアーティストに依頼した場合、対価として費用を支払います。
ところがピーチはこの対価の一部を金銭ではなくバリューで支払ったのです。

具体的にピーチが提供したバリューはケツメイシ仕様のラッピングを施した期待を
国内・国際線合わせて26線で、ライブツアー最終日まで運航するということです。
ケツメイシさんが楽曲を作ったのは2016年、メジャーデビュー15周年のとしです。
ファンがメジャーデビュー15周年を記念した全国ツアーに出かける時に
ラッピングが施された機体を利用し、機内でもBGMとして「テイクオフ」が流され
移動中もツアーの高揚感を高めることができたのです。
金銭で対価を払うのではなく、バリューで支払うことで、実現したコラボレーションということができるでしょう。

他にも金銭ではなくバリューで支払ったエピソードはいくつもあります。
例えばピーチの経理システムはNTTデータ通信さんが担っています。
予め契約した内容以上のサービスを受けた際、その「恩」をバリューで支払ったのです。
それはNTTデータ通信さんが経済ニュース番組でCMメッセージを作る際に
ピーチでのシステム導入例を題材にするというものでした。

CMづくりでは、ピーチの客室乗務員が出演協力し、ピーチの機材を使ったロケが行われました。
完成したCMは大変評判が良く、元々3ヶ月の放映予定が半年に伸びたほどでした。

相手から何かサービスや材料を受け取った時に、対価を支払うのは基本です。
しかし、その対価はすべて金銭でなくても良いのです。
互いにほしいものを差し出すことで現代版の「物々交換」が生まれ、お互い満足することができます。
お金で支払わないことで、逆に新たな利点、新たなアイディアが生まれることは少なくありません。
より密な関係を生むためには、あえて金銭ではなくバリューで支払うということを検討してみるのも良いでしょう。