業界に染まっていない人のアイディアに率先して耳を傾けてみる

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何か企画を打ち出そうとした時、その業界に長くいて、その業界を知り尽くしている人ほど
「この会社にふさわしい企画はこうだろう」と業界や会社「らしさ」に沿ったアイディアを出してしまいがちです。
この業界ならではのアイディアも非常に重要ですが、時には業界に染まっていない人のアイディアに
率先して耳を傾けてみることで、新たなアイディアと巡り会えるかもしれません。

業界に染まっていない人、つまり他の業界から転職して来た人は組織に染まっていません。
だからこそ、新しい発想、業界のしがらみにとらわれない自由な発想というユニークな発想が生まれます。
長く業界にいる人からすれば「そんな発想が!?」と驚いてしまうようなアイディアを出せるのです。

ピーチは創業時、会社員全員が中途採用でした。
当然、他の業界や会社で働いていたひとたちが集まった集団です。
現在でも新入社員の他に多くの中途採用者がいます。
そんな人達の経歴はさまざまです。

メーカーで営業マンをしていた人。
商社で経理をしていた人。
英語の先生をしていた人。
全く違う経歴で働いてきたからこそ、新鮮な発想や価値観を持っているのです。

こうした人達のアイディアに耳を傾けるためには活かすための仕組みが必要です。
いきなり違う業界から来た人が自分のアイディアに耳を傾けてください!と言い出すことはできませんから
企業自体にそうした人の意見に耳を傾けるシステムを用意しておく必要があるでしょう。

例えばピーチでは転職者に率先して独自の経験を話してもらうブレインストーミングの場を設けています。
そうして今までにない発想で出てきたアイディアをイントラネットを使った品評会にかけ、その発想の良し悪しを判断します。
そして評価が高かった物を実際に採用して実行に移すのです。

ピーチが優れているのは、アイディアを出し、実行したあと、どのくらい効果的だったのかを評価する点です。
年に一度、どのくらい効果があったのか、話題性があったのかを評価し表彰します。
正しく評価されることを知っているからこそ、アイディアが出しやすい土壌ができ
萎縮すること無く、誰もが積極的にアイディアや意見を出しやすくなるのです。

更に、ピーチでは部門横断型で企画を作る取り組みも行われています。
それぞれ独自の部門ごとに企画を立てるのではなく「20~30代女性社員を中心したプロジェクト」
「20~30代男性社員を中心としたプロジェクト」というようにあえて部門が違う人たちが集まって
アイディアを出し合うことで、更に新鮮な目線や発想でアイディアを出し合うことができるのです。