LCCが登場したことで、「飛行機」を使った旅が当たり前になりました。
セール時には驚くような価格でチケットが販売されることもあり
旅行に出張に気軽に「飛行機」に乗ることが増えています。
でも、意外とこの「飛行機」について知らないことが多いのではないでしょうか?
今回は知っているようで知らない空の旅に関する雑学をご紹介します。
■航空機と旅客機と飛行機の違い
電車、船、自動車……世の中には様々な乗り物があります。
それぞれなんとなくイメージが湧くと思います。
でも具体的に「航空機」と「飛行機」と「旅客機」の違いを説明することはできますか?
航空機…人が乗って空中を飛行できる乗り物。飛行機・グライダー・気球・飛行船など。
飛行機…ジェット-エンジンやプロペラなどの推進装置によって前進し
翼面に空気流を作ることによって揚力を得て、空中を飛ぶ乗り物。
旅客機…旅客を輸送する飛行機
(※全てweblioより引用)
言葉の意味は上記の通りです。
つまり航空機というと空を飛ぶ乗り物全般を指します。
意外なことかもしれませんが、気球も飛行船も全部「航空機」の仲間なのです。
ただし、気球に関しては推進力を持たないことから、日本の航空法上は航空機に分類されません。
このあたりが少しややこしいですね。
飛行機は割とそのままのイメージですが、推進装置によって前進するものですから
ジャンボジェットもヘリコプターも飛行機ですが、グライダーは異なるということになります。
そして飛行機の中でも旅客を輸送するものだけが旅客機と呼ばれるのです。
■旅客機の値段っていくらくらいなの?
旅客機の値段がいくらくらいなのか、想像つきますか?
1億円?10億円?100億円?
実は、旅客機の値段がいくらなのか、はっきりしたことはわからないのです。
旅客機の値段はカタログで公開されています。
たとえばボーイング747-8iは約441億円。
エアバスA380は約514億円と記載されています。
しかし、実際に取引される価格ははっきり公開されることはほとんどありません。
というのも、メーカーは原価を割ってでも航空会社と取引したいと
考えることがあり実売価格は定かではないからです。
早期購入予約をすれば割引されることもありますし
まとめて複数台購入すればやはり大幅に割引されるようです。
カタログ価格はあくまでカタログに記載された値段であり
定価はあってないようなものなのです。
■飛行機のトイレはなんであんなに勢いよく流れるの?
飛行機のトイレを利用したときに驚くのが、その勢いではないでしょうか?
慣れている人には当たり前のものでも、初めて使用したときには
あまりの音に驚いたという方も多いでしょう。
飛行機のトイレはなぜ、あんなに勢いよく流れる必要があるのでしょうか?
実は飛行機のトイレは気圧差を利用しています。
高度1万mを飛ぶ時、飛行機の機内と機外では気圧差が生じます。
空気は気圧が高いほうから低いほうに流れるという性質があるため
洗浄のボタンを押すと少量の水にも限らず、ものすごい勢いで吸い込まれていくのです。
もちろん、機外に出ていくのは空気だけです。
パイプ内の空気は機外に出されますが、汚物はタンクに集められているので
安心して利用してください。