グランドスタッフはキャビンアテンダントの応募条件に、
身長などの身体的条件は、業務に支障がない程度であれば
問題にはならないと考えてよいと言えます。
そのかわりに重要視されるのは、コミュニケーション能力や対応力で
チームとして協働できるかどうかになります。
そういったところを複数回の選考を通してじっくりと判断されます。
そのあたりの詳細をしっかりと見ていきましょう。
■グランドスタッフの採用検査で求められること
まず一次選考ではエントリーシートやWeb上から登録する履歴書による
書類選考となります。
書類選考をパスしなければ、その先にある面接には進めません。
できるだけ自分の言葉で魅力的な文章を組み立てましょう。
ネット上のどこかで見たことのあるような文章ではダメです。
審査する側はそういったことを簡単に見抜きます。
一次選考をパスすれば、二次選考となるグループ面接に進みます。
面接で聞かれることは、学生時代にどのような活動をしてきたのかはもちろんですが
「お客様からのクレームにどのように対応するか?」など、
より具体的なグランドスタッフの仕事をイメージした質問があります。
一般企業で面接する場合でもいえることですが、対象企業をしっかりと
分析して自分が何をすべきか、何をしたいのか、どういう目標を持っているのか
これらは事前にしっかりと研究しておかなければなりません。
■アバウトなイメージではなくより具体的に
航空業界と言えば華やかなイメージがありますが、それが先走って
現実が見えていないまま応募してくる学生もたくさんいます。
そういったイメージ先行型の場合、現実の業務を知った時に
そのギャップですぐに離職してしまうリスクがあります。
企業側としてもすぐ離職されてしまってはリスクになりますので、
イメージ先行していないかを確認します。
グランドスタッフは専門知識も必要になりますが、何より求められるのは
体力面と大きな責任と伴うハードな仕事ということです。
実際、就職してみないと内情は詳細な部分まで知ることはできませんが、
OG、OB訪問や航空業界を専門に扱うスクールなどで、
実際に働いている人の話を聞いたり学ぶことが重要になります。
■二次選考をパスして最終選考へ
筆記試験や英語試験などを実施しますが、最終選考に進んでも油断はできません。
最終選考まで進めば、倍率はかなり低くなっているものの
レベルも高くなってきますので、最終選考で落ちることもあり得ます。
個人面談が最終選考で一番重要になってきます。
そのため、可能な限り自分の魅力をアピールしましょう。
大事なことは困難な状況に直面した際に、どのように考え行動するかを
具体的に説明することで、問題解決能力や対応力をアピールすることが大事だと言えます。
選考を通じて、責任感がありお客様に最高のサービスを提供するために
努力を惜しまない人材を見極めようとしています。
最終選考に臨む際は、あなたの熱意と適性を伝えられるように準備しましょう。