子連れで旅行に行く際に気になるものはなんでしょうか?
旅の安全性?
快適さ?
料金の安さ?
利便性?
様々なものを重視することがあると思いますが
人数が増えた分、どうしても無視できないのが旅行費用です。
ふらりと一人で旅行に行くのと違い、家族での旅行は費用がかさみます。
ホテルもビジネスホテルに素泊まりというわけにも行きませんし
格安チケットで弾丸ツアーというわけにも行かないでしょう。
子供連れで宿泊できるホテルで、行程も余裕を持って…となると
必要な費用はどうしても増えてしまうからです。
そこで少しでも旅費を節約するためにできることが交通費を押さえることです。
子連れでLCCに搭乗することは可能なのでしょうか?
結論から言えば子連れでもLCCに搭乗することは可能です。
しかし大手航空会社とは違う点も多々あるため
搭乗する際にはいくつか知っておきたいことがあります。
■空港への移動は大変
例えば羽田ではなく成田、伊丹ではなく関空、というように
就航している空港が異なるため、移動距離が長くなることがあるでしょう。
また多くの場合、LCCターミナルは離れた場所に位置しています。
大手航空会社を利用する時よりも時間に余裕を持って行動しなければいけません。
■座席間隔が狭い
幼稚園児くらいになり、一人で座席に座っていられる年齢であれば
大きな問題になることはありませんが、抱っこが必要な場合は要注意です。
LCCの座席は間隔が狭くなっています。
小柄なお母さんが小柄な赤ちゃんを抱っこするのであれば問題ありませんが
お父さんが抱っこするのはスペース的に厳しいかもしれません。
またゆったり座ることができないため、長時間抱っこし続けるのは大変でしょう。
■機内エンタメがない
LCCには機内エンタメが一切ありません。
座席についているディスプレイで映画やアニメを見せて時間を潰す
ということができません。
子供が飽きてしまうのでタブレットや絵本など、時間が潰せるものを持参する必要があります。
■料金に注意
大手航空会社は国内線の場合、座席不要の場合は3才未満無料です。
12才未満の場合は大人普通運賃の半額の小児運賃が適用されます。
LCCの場合、2才未満は無料か1,500円、2才以上になると座席が必要とされ
大人運賃が一人分かかります。
つまり2才児をつれて飛行機を利用する場合
大手航空会社なら大人料金×2ですが、LCCなら大人料金×3が必要になります。
LCCは手数料や座席指定料金なども加算されますから
トータルでどちらがお得なのか、しっかり比較する必要があるでしょう。
■キャンセルできない
LCCのチケットは基本的に融通がききません。
保有する期待が少なく発着本数自体が少ないからです。
このため急な体調不良でチケットのキャンセルが必要になった場合
ほとんど料金の返却は見込めません。
キャンセル不可で料金の返却なし、と認識しておきましょう。
■子供がある程度大きくなれば安上がり
子供が小学生程度になり、色々分かるようになると
LCCはお得に利用できるでしょう。
大手航空会社を利用するよりも運賃を抑えることができます。
手荷物も自分で持つことができるようになるため
預け入れ手荷物の追加料金も必要なくなります。
LCCを子連れで利用する場合には、お得になることもあれば
非常に不便に感じることもあるでしょう。
お子様の年齢に合わせて、どちらを選ぶべきか
様々な角度から検討してみると良いでしょう。