外から見えない飛行機の機体の謎 その3

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飛行機には外から見えない機体の謎がいくつもあります。
今回はその中から主にエンジンとタイヤ等に関する4つの謎を紹介します。

飛行機のエンジンやタイヤなどは普段それほど気にしませんが、
車などと比較した場合にどうなんだろうと謎があります。
それでは詳しく見てみましょう。

■エンジンの後ろ側が花びら型の理由とは
エンジンを後ろ側から見ると、花びら型になっていることがわかります。
これはエンジンを覆っているナセルと呼ばれている部品です。
どうして後ろ側が花びら型なのかというと、そもそもエンジンは
燃料を燃やした後にそれを排気として排出するのですが、その際に大きな音が発生します。

花びら型にしているのは、その排気音を可能な限り小さくするためです。
空港周辺には住宅街がありますので、騒音問題は常に付きまといます。
その騒音問題を少しでも解消するために、エンジンの後ろ側が花びら型になっているのです。

■旅客機も冬用タイヤはあるのか
車などについているタイヤは、雪などに対応するため冬用の
スタッドレスタイヤが存在しています。
雪国で運転する際にはスタッドレスタイヤがないと、
まともに運転することができないほどです。

では旅客機についているタイヤにも冬用タイヤはあるのでしょうか。
答えから言うと飛行機のタイヤに冬用タイヤは存在せず、1種類だけです。

滑走路内は冬でもしっかりと整備されているのと、
車のように急カーブしたり坂を上り下りすることもありません。
そのため、冬用タイヤを必要としていないのです。

ただし雪や雨によって離着陸が危険と判断されれば、欠航の判断が下されます。
タイヤだけで安全性を保つ必要はないと言えるでしょう。

■タイヤ交換ってどのぐらいの頻度でやるのか
旅客機は約200キロ近い速度で着陸しますが、その時に地面と接地するのは
2本の脚から出るタイヤです。

そのタイヤ1本にかかる衝撃は、30トン以上になると言われており
タイヤが地面と接地した際には400度以上の熱が発生します。
そんな過酷な環境にあるタイヤはどれぐらいの頻度で交換するのでしょうか。

一般的な旅客機であれば、150~200回ほどの離着陸したタイミングで交換されます。
交換には3~4人が1時間がかりで行う作業になります。
交換した古いタイヤは捨ててしまうのではなく、再生タイヤとして再利用されます。

■旅客機の機体を洗う方法とは
旅客機は大空を飛び回るため、機体には様々な汚れが付着します。
その汚れをそのままにしておくと、サビなどの原因となってしまい
機体の耐久度をじわじわと下げていきます。
そうならないように機体は定期的に洗浄されています。

洗浄には2パターンあって、頻繁に行われるクリーニングは
10~15日に1回程度行われ、汚れやすい部位を中心に水で洗い落とします。

もう1つは2カ月に1回ほどの頻度で行うクリーニングで、
より大規模に飛行機専用の洗機場に運び入れて機体外面をすべて洗浄します。
大型の旅客機になれば、20名で約四時間はかかる作業になります。

なお、空港によっては自動洗浄装置で対応するケースもありますが、
そういった最新設備が整っている空港はごく一部になります。