新型コロナウイルスの感染者数は少しずつ減ってきており
それに伴い、少しずつ旅行業界も動き出しています。
今回は現在の航空業界がどういう状況なのかについて調べてみました。
■大手は国内線需要が少し改善
ANA、JALの大手航空会社は徐々に国内旅行が増えていることから
国内線需要が少しずつ回復傾向にあることを明らかにしています。
シルバーウィークの登場率は7割まで回復しており、10月にはGO TOトラベルで
東京発着が追加されることから予約も増えているそうです。
■エアアジア(タイ)はセールを実施中
エアアジアは2021年に向けたセールを開催中です。
日本発着の国際線を対象に往復25,900円~格安チケットが販売中です。
◎販売期間 2020年9月21日(月)~10月4日(日)23時59分
◎対象期間 2021年1月15日(金)~2021年10月31日(日)まで
◎対象路線 東京(成田)/名古屋(中部)/札幌(新千歳)/福岡ードンムアン
■エアアジア・ジャパンは10月の全路線全便が運休
エアアジア(タイ)はセールを実施し、国際線の復旧に意欲的ですが
一歩でエアアジア・ジャパンは10月1日~24日の全路線の全便を運休すると発表しています。
大手が少しずつ回復してきているのに対し、LCCはまだまだ国内線と言えども
運航させるだけの回復は見せていないということでしょう。
■アシアナ航空の一部路線で運行が決定
現在、運休中のアシアナ航空ですが、福岡―仁川線が10月に一部運行することが発表されました。
まだ旅行用に再開されたものではなく、帰国者や出張利用を目的としたものです。
■ジェットスター・ジャパンは人員削減とセール
ジェットスター・ジャパンでは新型コロナウイルスの影響で運休や減便が続いていることから
経営悪化を理由として希望退職者を募集していることを明らかにしています。
パイロットやCAを含め対象者はおよそ600人です。
韓国のイースター航空も600人のリストラに踏み切っており、LCCの経営悪化は深刻な状況です。
同時に開催されるのがスーパースターセールです。
国内線19路線を対象に片道1,990円からチケットが購入できるセールです。
◎販売期間 2020年9月24日(木)17:00~9月28日(日)17時00分
◎対象期間 2020年10月4日(金)~2021年3月18日(木)まで
◎対象路線 国内線19路線
■フライ江原
2019年の11月に運航をスタートさせたばかりの新しいLCC企業でしたが
新型コロナウイルスの影響を受け、早くも資金難が起こり給料未払い、取引先への支払い遅延が起こっています。
新たな出資者を募っていますが、買収を示唆する複数の企業があるとされ別のLCCに吸収されることが考えられる状況です。
■ベドジェッドエアは一部国際線定期便を再開
2029年9月29日から国際線定期便の一部が再開される予定です。
日本の路線では東京(成田)とホーチミンを結ぶ毎週火曜日の路線です。
ベトナムから出国する才にはコロナウイルスの検査結果が陰性であることを証明しなくてはならず
気軽に旅行に訪れられる状況ではまだありません。
帰国者やビジネス利用者を対象にしたものと言えますが、明るいニュースで嬉しくなりますね。