様々な企画やイベントを行うにも、会社の運営においてもコストというのは非常に重要です。
いかにしてコストを抑えて安定した利益を得るかは商売において欠かすことのできない視点と言えるでしょう。
仕事をするときに、コストというのは決して無視してはいけないことです。
生産性を上げるために、ありとあらゆる手段を取るべきです。
例えば、オフィス用品などは新品を購入しなくても問題ありません。
中古品であっても使用感に問題がなければ、作業効率に差はでないはずです。
もちろん、中古品をバラバラに購入すれば、見た目の統一性はなく、おしゃれではないかもしれません。
しかし、中古の家具屋、ネットオークション、フリマサイトなどで購入するなど
少し手間を掛けて探すだけで、コストを抑えて必要なものを揃えることができるでしょう。
高いお金を出して統一性のあるデスクやチェアを用意しなくても仕事はできるでしょう。
こうした機能さえ必要条件を満たしていれば良いものに関してはコストを割く必要はありません。
ところが、絶対にコストを惜しんだり、ケチったりしてはいけないものというものがあります。
それが、「絶対に優先しなければいけない」という商売の根幹に関わる部分で発生する費用です。
それがレストランであれば食の安全性、仕入れる食品の品質でしょうし
航空会社であれば機体の整備費用といった運行上の安全に関わる部分です。
それぞれの仕事によって、「うちの会社の土台はコレ」というものがあるでしょう。
その根本に関わる大事な部分にかかる費用を惜しんではいけません。
これは長い目でみて、お客様からの印象に関わってくることです。
いかに自分たちの会社に対して良い印象を抱いてもらうか。
企業のブランドイメージづくりや独自性を知ってもらい長く愛される存在になるのか。
これはとても重要な部部分ですから、絶対に優先しなければいけないことで
コストをかけることを惜しんではならないのです。
もう一つ、惜しんではいけないのが、同様にお客に与えるイメージに関する部分です。
例えばバックオフィスでは中古のオフィス用品をつかったり寄贈品を使ったり
統一感なく、粗雑な印象であっても、お客様が見る部分に関してはケチってはいけません。
接客をするスタッフの制服、内装と言った部分にコストを割かなければどうなるでしょう。
せっかく特別な時間を過ごそうと訪れたレストランの給仕スタッフの制服が安っぽかったり
汚れていたり統一感がなければ、特別な時間を演出するのは難しくなります。
LCCの飛行機だからと言って、乱れたユニフォーム姿で接客されれば貧相な印象となります。
お客様など外から見える部分に関してコストを抑えすぎるのは良くありません。
ある程度コストをしっかり割いて、上品に見えるものを選ぶべきでしょう。
