会社として立てた目標をどのようにして達成するかというのは
会社としても、また個人としてもとても大きな課題です。
働く以上、企業である以上、利益を出して目標を達成していかなくてはいけません。
その目標を達成するためには、どうすればよいのでしょうか?
売上を増やす、顧客からの評価を高める、知名度を上げるなどなど
会社にはそれぞれ、その時制によって目標があるでしょう。
そしてその目標に向かって、それぞれの分野や部門に資源を投じます。
この資源とは「人」、「モノ」、「予算」、「時間」などです。
例えば黒字を達成するためには
広報を担う人は会社の知名度をあげる宣伝を打つでしょう。
経理を担う人はコスト削減を考えるでしょう。
また人材担当は利益を挙げられそうな人物を雇うことを考えるでしょう。
それぞれの分野で、必要なものは異なりますし、必要な行動も変わります。
全く違う分野や部門では、目標を達成するために行うアプローチは大きく異なります。
しかし、すべての分野/部門において、それぞれの力を最大限に発揮できるようにするのはとても重要なことです。
もし、どこかの部門でまだ発揮できていない力があるなら、そうした状況は変えていかなくてはいけません。
余っている物資はないか、余っている時間はないか、余っている人材はないかというように細かくチェックし
そして、もしも余力があるようであれば、それを十分活用できるように改善していかなくてはいけません。
また同時に全体を眺めて、各部門に歪さがないかを確認することも大事です。
会社組織は、それ一つが「円」です。
各会社によって必要な分野や部門は異なりますが、そのどれもが互いに影響し合う「円」です。
どこか一つが特出して活躍していたり、活躍に貢献できていない分野や部門があれば
その弱い部分が企業としての「弱点」となってしまいます。
会社としての「円」ができるだけ「丸」に近づくイメージで資源を投じましょう。
力が発揮されていない部門があれば、より優先して資源を投じ
逆に力を持て余している分野・部門があれば、その資源を他の分野・部門に回しましょう。
そうすることで、「円」は「丸」に近づき、弱点を克服することができるのです。
そして、次の目標に対してアプローチするとにも、その「円」をできるだけ崩さないように
バランスを保ったまま円を大きくしていくイメージで資源を投じるべきです。
どこか一つに目標を達成させようと資源を投じるのではなく
全体を見て、バランスよく、すべての力が発揮できるようにすることで
長い目で見て効率の良い成長となり、大きな問題やトラブルも起こりにくくなります。
また会社組織としての力だけではなく、個人の力を発揮することにも繋がり仕事への意欲も高まります。
目標を達成しようと考えた時、ミクロな視点ではなく、俯瞰的に組織を見て
バランスよく資源を投じることを意識してみましょう。