飛行機には外から見えない機体の謎がいくつもあります。
今回はその中から翼と燃料に関する4つの謎を紹介します。
どれも普通に飛行機に乗っているだけでは気が付かない謎です。
それでは詳しく見てみましょう。
■主翼についているフラップの役割とは
旅客機の主翼には前方に出る前縁フラップと、後方に出る後縁フラップがあります。
フラップは離陸と着陸を安定させるための装置です。
離陸時にフラップが出るのは、主翼の面積を増やすためです。
翼の面積が増えればそれだけ高い揚力を得ることができるので、
より効率よく短い滑走路でも離陸できます。
着陸時に出るフラップは、着陸時に減速することで
揚力が急激に低下してしまい失速することを予防するためで、
離陸時と同じく揚力を得ることが目的です。
■燃料タンクはどうして翼の中にあるのか
旅客機の燃料は多くが翼の中に格納されています。
主翼だけでなく水平尾翼にも燃料タンクを積んでいます。
どうして翼に燃料を積み込むのか、その理由は揚力と重力にあります。
まず翼には高い揚力がかかりますが、飛行機の機体そのものには
気圧を含めた地球からの重力が発生しています。
そうなると機体は重力で下向きに抑え込まれることになりますが、
主翼は揚力によって上向きの力で押し上げられることになります。
結果、機体は下向き、主翼は上向きに力が発生することで、
ひずみを生むことになります。
そのひずみは見過ごすことができず、機体を破壊する結果になりかねません。
そこで主翼に燃料タンクを搭載し、そこに燃料を積むことで
主翼にかかる重力を増やすことでひずみを解消しているのです。
翼が反りかえることを予防することが、燃料タンクを積んでいる理由です。
■飛行機が使用する2種類の燃料とは
飛行機の燃料には2種類あり、それは航空ガソリンとジェット燃料です。
それぞれどのような用途か見てみましょう。
航空ガソリンは軽油を精製したもので、プロペラを回すための
ピストン・エンジン用に使用します。
自動車用のガソリンに比べると、さまざまな面で高品質で発熱量は高く
気化性に優れており、不純物が少ない特性を持っています。
そのため老化しにくい側面もあり、耐寒性にも優れています。
飛行機のエンジンには常に燃料を送り込まなければ、
エンジンが止まってしまうため高品質な燃料を必要としているのです。
次にジェット燃料ですが、これはジェット機に使用する燃料です。
ジェット燃料はワイドカット系とケロシン系燃料があり、
ワイドカットは軽油、重油、灯油を混合して精製されます。
ケロシンは灯油から精製されています。
■飛行機の部品は接着剤で付けられている
飛行機には400万個以上の部品が使用されており、
それらの多くは接着剤で接合されています。
穴をあけて金属部品のリベットを使うこともありますが、
リベットは重さがあるので多用すると機体が重くなってしまうため、
メインの接合は接着剤となっています。
接着剤はリベットに比べると強度は低く劣化しやすいデメリットがありますが、
可能な限り耐久度の高いものが使用されており、定期点検で劣化がないか
綿密に検査が行われています。









