今回は前回に引き続きお友達と旅行に行く時に押さえておきたいマナーについてです。
実は旅行で最も関係が壊れやすいのが友人関係です。
恋人同士であれば恋愛感情がブレーキになったり、意外と自分の意見を伝えやすいものです。
会社の同僚同士であれば元々それほど親しいわけではありませんし
多少の不満は諦めと共に飲み込んでしまうことができます。
友人同士は対等な関係であり、気のおけない仲だと思うからこそ、つい不満を抱えたまま
その不満を伝えられずに関係にヒビを入れてしまいがちです。
任せっきりにしない
旅行は決めることがとても多いです。
どこへ行くのか?いつ行くのか?旅行会社はどこにするのか?
予算はいくらくらいなのか?交通機関は何を使うのか?ホテルはどこにするのか?
どこを観光するのか?どこで何を食べるのか?
決めなければいけないことはとても多いのに「何でもいいよ」と旅行の手配等を丸投げにするのはNGです。
下調べ、プランニング、予約など自分が動ける部分は積極的に動きましょう。
何もせずに友人にだけ負荷をかけると「何もしてない!」と思われてしまいます。
もちろん全てに口出しすれば良いというわけではありません。
全員が好き勝手に意見を出せばまとまらないからです。
みんなが意見を出し合っている時には、様子を見て誰かに合わせるのでもOKです。
しかし「何でもいいよ」「どっちでもいいよ」と全て丸投げにしてしまうのは避けるようにしましょう。
自分の常識を疑おう
これは誰が悪いというわけではありませんが、友人同士であっても「常識」は異なるということを知っておくべきです。
例えば、朝は6時に起きてカーテンを開けて朝日を浴びるのが習慣という人と
朝はギリギリまで寝ていたい、特に疲れている旅行中の朝はゆっくりしたいという人。
どちらが良くて、どちらが悪いというわけではありませんが
ギリギリまで寝ていたい人からすれば、早朝にカーテンを開けられるのは非常に不満に思うでしょう。
ホテルではお風呂とトイレが一緒になっているユニットバスが多いのですが
朝はしっかりシャワーを浴びたいからと長時間浴室を独占していれば
トイレに行きたいのに!と友人は不満を感じるかもしれません。
朝からシャワーを浴びるのが悪いことではなく、自分の「当たり前の習慣」が
友人もそうであるとは限らないという視点が大事です。
寝る時は真っ暗にしないと眠れない派の人もいれば
寝る時には小さな明かりを付けていた人もいるでしょう。
自分はいつも真っ暗にしているからと、何も言わずにいきなり電気を消してしまえば
お友達はびっくりしてしまうかもしれません。
「電気、全部消さないと眠れないんだけど消してもいい?」と一言添えるだけでも印象は大きく異なります。
ちょっとした配慮を欠かしたために、不快感を与えたり自分が嫌な思いを抱えたりすることは避けるべきです。
気のおけない関係だからこそ、仲の良い友人関係だからこそ「当たり前」にこそ注意をしてください。