■プロフェッショナルとはどういうことか
俗にいうプロフェッショナルとは、どういうことでしょうか。
結論を言えば「結果を出すこと」につきます。
仕事を評価する上で2つの見方があります。
1.結果にこだわるタイプ
2.過程にこだわるタイプ
今までの日本社会では、過程にこだわるタイプが多く見られました。
努力している。
頑張っている。
遅くまで仕事をしている。
こういうことが評価に繋がってきましたし、今でもいくつかの企業では
残業する=仕事をしていると評価するところもあります。
しかし本来、仕事というのは結果を出すことが最重要です。
いくら努力しても、いくら残業しても結果が出なければダメなはずです。
逆に言えば、結果さえ出せば過程はどうでもいいとも言えます。
前提として周りに迷惑をかけないなど、規律を守ることがあります。
規律を守ってルールの範囲内であれば、どのような仕事の過程であろうとも
結果を出した人間こそが「プロフェッショナル」ではないでしょうか。
いくら過程を重視しても、結果がでなければ企業の一員として
貢献しているとは言えません。
結果にこだわるタイプこそがプロフェッショナルと呼ぶにふさわしいのです。
■パッションとは
プロフェッショナルであるためには、パッションも必要です。
パッションとは、自分が会社に対してどれだけの価値を提供できるかにあります。
そしてその価値をどのようにすれば会社に提供できるが重要になります。
会社の方向性と提供する価値の方向性が一致していなければ、
そのパッションは結果を残すことはできないと言えるでしょう。
Aという分野で1位を目指したい、そうすれば自分の価値を提供できるという人が、
Bという分野の会社で頑張っても、会社の利益には繋がりません。
ですから会社の方向性と一致したパッションを持った人こそが、
その会社においてプロフェッショナルとなりえるのです。
■チームとして機能すればシナジーが起こる
またパッションは会社に対しても重要ですが、社会に対しての目標も
非常に重要です。
社会に価値を提供することで、会社の目標を達成しているという考えは
社員をプロフェッショナルへと成長させるでしょう。
そしてこのようなプロフェッショナルな人物が、複数人集まって
チームを作ることで更なるシナジーが生まれます。
1人だけがプロフェッショナルでもできることは限られています。
しかしプロフェッショナルが複数に集まれば、お互いの長所を活かしあい
また短所を補い合うことができるので相乗効果で何倍ものバリューを
社会、そして会社に提供することができます。
サッカーでも野球でも1人だけ飛びぬけていても、勝てる試合は限られています。
それぞれのプレイヤーが自分の仕事を全うすることによって、
チームとしての力が発揮され常勝軍団へと成長していくのです。