夏休みの自由研究に!飛行機の秘密を大公開(5)

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旅行に行く時に飛行機に乗るというのは、今でこそ、それほど珍しいことではありません。
新型コロナウイルスの影響で、最近は飛行機がちょっと遠いものになっていますが
飛行機は現代の日本人に取って欠かせないものとなっています。

でも、ちょっと前までは飛行機に乗るのは当たり前のことではありませんでした。
ものすごく特別だった時代もあるのです。
今回は昔の飛行機についてご紹介します。

■ジェット旅客機が搭乗したのはいつ頃?

飛行機を発明したのはライト兄弟と言われています。
では、私達が旅行の時に利用するようなジェット旅客機が搭乗したのはいつ頃なのでしょうか?
ジェット旅客機が搭乗したのは、今から約70年前の1950年代のことです。
世界初のジェット機による定期旅客便はイギリスの会社のものでロンドンと南アフリカのヨハネスブルクを結びました。
定員500名を超えるジャンボジェットが登場したのは1970年代頃です。

■飛行機で海外旅行に行けるようになったのはいつ頃?

海外渡航が自由化されたのは1964年4月1日です。
元々飛行機は留学や商用といった目的で利用されるもので、観光目的に旅券が発行されることはありませんでした。
それが解禁されたのが1964年です。
この時、旅券が発行されるには制限があり、1人年1回だけ。
更に海外に持っていけるお金は500ドルまでと制限がありました。
今のように気軽に飛行機に乗れる時代ではありませんでした。

■海外パッケージツアーが発売されたのはいつ頃?

日本で初めて海外パッケージツアーが発売されたのは1965年です。
この時のツアー内容は欧州16日間というもの。
価格は67万5千円です。
意外と安い!と思うかもしれませんが、当時、高卒男子の初任給が約1万6千円です。
現代の金額にすると、単純計算で670万円以上ということになります。
一般人にとっては、とても気軽に訪れることができるものではありませんでした。

■少し前までは飛行機内でタバコが吸えたってホント?

信じられないかもしれませんが、日本で機内での喫煙が禁じられたのは2000年頃です。
それまで飛行機の中でタバコを吸う人は珍しくありませんでした。
しかし機内でタバコを吸う人を迷惑に思う人が多かったことから
1999(平成11)年にJAL、ANAで禁止となり、これが一般的になりました。
飛行機の中のような狭い場所でタバコを吸う人がいたなんて驚いてしまいますね。

■昔のCAさんは着物を着ていたってホント?

1960年代~1970年代にかけて、JALではCAさんが着物を着ることがありました。
これは国際化が進むことで和の文化を海外の方に知ってもらおうという試みです。
上下が別々になり5~10分で着替えられる特殊な形の着物で、帯もワンタッチ式でした。
動きにくい、緊急時の対応ができないということで廃れましたが、海外からの旅行者には大変好評だったようです。

2020年現在、着物を着るCAさんはいなくなってしまいましたが、別の形で和のサービスは続いています。
JALでは機内で炊飯をし、炊きたてご飯を提供するサービスを実施しています。
ご飯は冷めたものよりも、やはり炊きたてが一番美味しく味わうことができますね。