飛行機に乗ると機長からのアナウンスを耳にすることがあるでしょう。
しかし頻繁に飛行機に乗る人は気が付くと思いますが、機長からのアナウンスは
その時乗っている飛行機によってある場合とない場合があります。
どうして機長のアナウンスがあったり、なかったりするのか見てみましょう。
■機長アナウンスの意味
機長は乗客に対し飛行の安全やフライトの状況を、
乗客に与える影響を考慮しつつタイミングと内容に注意しながら、
アナウンスすることが義務付けられています。
他にもトラブル発生時には、乗客に状況説明と指示をアナウンスする
義務があります。
これが機長アナウンスの意味となります。
■アナウンス有無の違い
機長からのアナウンスがある時とない時がある理由は、
フライトや乗客の状況による部分が大半で、万が一にも
機長の気分次第というわけではありません。
例えば、短距離のフライトや悪天候などで操縦に余裕がない場合、
夜間や早朝のフライトではアナウンスしないケースが多い。
逆にアナウンスが多いケースとしては、夏休みなどで
子連れファミリー客が多い場合や、空の旅を十分に楽しんでもらう
そういったフライトに余裕がある場合に行なわれます。
■アナウンスが負担になることもある
機長によってはアナウンスが負担になることもあります。
慣れていないというのが一番の理由となりますが、機長になりたての頃は
機内アナウンスのマイクを握ると予想外のミスをしてしまうケースがあります。
例えば、到着時の時間を伝える時に、操縦席の時計は世界標準時となるが
それを目的地の時間に変換しわすれて伝えてしまう事もあるようです。
■工夫している機長もいる
フライト時間が比較的短い国内線の場合でも、天候が良い時などは
窓から見える景色の解説や航路の説明を複数回アナウンスする機長もいます。
他にも名調子と言われるほど内容を工夫している機長や、
アナウンスが得意な機長もいます。
頻繁に飛行機に乗る人は、そういった機長のアナウンスを
意識して聞いてみてはどうでしょうか。
■キャビンアテンダントからのアナウンスもある
フライトが短い場合などは、機長ではなくキャビンアテンダントが
代わりに到着時間や現地の天候などをアナウンスするケースが多く見られます。
国内線では殆んどがキャビンアテンダントからのアナウンスになっているでしょう。
同じ航路を行き来している人は、あまり意識しないと思いますが
たまに違う航路に乗る場合はアナウンスも気にしてみると楽しいかもしれません。
アナウンスは乗客を安心させることが一番の目的として行われるので、
もしアナウンスが無く現地の情報などが知りたい場合は、キャビンアテンダントに
直接聞いてみるのも一つの方法です。
聞いたからと言って嫌な顔をする乗務員はいません。
遠慮なくコミュニケーションを取っていいのです。