変わった方法で空港内を移動する

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空港は世界中にありますが、どこの空港も巨大な敷地内を持っており国内線、国際線などの複数のターミナルがあり、各ターミナル間を空港内の乗り物で移動する空港もあります。

多くの空港では羽田空港のように自動運転の列車によって移動しますが、空港によっては変わった方法で移動するところもあります。

いくつか例をあげます。

韓国・仁川空港:ターミナルから駐車場をリニアモーターカーでつないでいます。無料で使え、世界でも空港内にあるのはここだけでしょう。

中国・上海浦東空港:市内までリニアモーターカーが走っています。

アメリカ・ワシントンDCのダレス空港:ダレス空港にはモバイルラウンジと呼ばれる施設があり、100人ほどが待合室として使える部屋があり、その部屋がそのまま動いてターミナルまで運んでくれます。何と部屋がそのまま動くのです。仕組みは部屋の下にタイヤがついていて、飛行機の近くまで移動し部屋の出入り口が飛行機の搭乗口に繋がります。

モバイルラウンジは他の空港でも導入されていましたが、動く歩道や列車のほうが大量に人を運搬するのに適しているとして徐々に廃止されていきました。
ダレス空港を利用する場合は、動く部屋を体感してみてください。

日本の空港で最も使われている移動手段は、エスカレーターです。
日本で最も長いエスカレーターは羽田空港国際線ターミナルにあり、京急電鉄の地下2階から、5階上にある3階出発フロアまで直通で繋がっています。
長くて乗ってから降りるまで1分45秒もかかります。

このように世界の空港には様々な移動手段があることが分かります。
基本的に空港は広い施設なので、何があるのかを自分の目でみるためには徒歩で移動するのが一番かもしれません。

もし時間があるならターミナルからターミナルへと歩いて回れば、1万歩ぐらいにはなりいい運動になります。

空港をただの目的地へ行くための経由地と考える時代はもはや昔の話です。最近では飛行機に乗らなくても、空港を訪れる人が増えているのは、このように空港という施設が巨大で、様々な機能を有している総合施設となっているからです。

国際空港ともなればグルメスポットになっているので、日頃食べられない料理を口にできるチャンスでもあります。

空港内を楽しむための移動手段もそうですが、色んな空港を見て特徴的な部分を見つけてみてはいかがでしょうか。